大橋 慶

技術局 送出技術部

2009年
新卒で大手電機メーカーに入社。
オフィス機器の電気・電子回路の設計や評価用ソフトウェア開発などに従事。
2015年
山陽放送に転職。
現在は技術局送出技術部主任として、主にテレビ、ラジオマスターの保守やラジオの制作技術を担当。

[取材日:2023年6月]

前の職場ではどんな仕事を?

業務用コピー機の中に入っている電子基板の回路設計やシステム設計、開発などに携わっていました。また業務向けの空気清浄機の設計などにも関わりました。もともと岡山の大学で情報工学を学び、プログラムやオペレーションシステムの研究をしていました。

転職のきっかけは?

家庭の事情や前職の業績不振等が重なり、転職を考え始めました。実家が岡山でUターンも視野に入れていた時に、転職サイトを通じてRSKの当時の人事部長から声をかけてもらいました。放送局での技術の仕事内容も説明してもらい、機械の保守や放送機材の選定といった業務の他、独自で放送に必要な機材や社内システムの開発もしていることを知れたのが大きかったです。

入社後に携わった仕事は?

マスターと呼ばれるテレビ、ラジオを放送する上での心臓部となる機器の保守業務、ラジオの制作技術を担当しています。中でも今年(2023年)4月にラジオの丸の内の旧社屋からイノベイティブ・メディアセンターへの移転という事業があって、それに合わせて、新しいラジオマスターやスタジオ全体のシステムを設計し、運用に乗せるという一連の業務は、大変やりがいがありました。スタジオを新しく作る際は、基本的に使うスタッフのことを思ってできるだけ現場に寄り添いながらっていう思いでは作業は進めていました。移転して数か月ですが、大きなトラブルなく放送ができているのは一安心というところです。また、業務効率改善のための社内システムの開発もいくつか行っています。昨年に先輩社員と開発したWebシステムで社内表彰を頂けたのはうれしかったです。

転職者がRSKで生かせる強みとは?

前職の中で得た技術的なノウハウは「モノを作る」ときには少なからず生かせたと思いますし、プロジェクトの進め方という点においても、今回のスタジオとかマスターのリニューアルにおいて生かすことができたのかなと。例えば、昨今の世界的な情勢の影響で「納期が遅くなる」とか「部品がない」などの局面で、その事態をある程度想定しながら動ける部分はありました。あと前職で設計図を書く側だったので、見るのもそんなに苦ではないですし、イメージできるというのは強みだったと思います。

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方へのメッセージは

技術職として自分の裁量でできることは多いと思うので、いろんなことをやってみたいって思う人が向いているのかなという気がしますね。放送技術職というと専門職と思われるかもしれませんが、逆にあんまり決めつけないで、自分の持っている技術・スキルが放送の現場で生きる場面はいろいろあると思います。一緒に仕事ができるのを楽しみにしています!