頑張れ!ニッポンの技

日本各地に古くから伝わる伝統の技があります。人々の暮らしを支える身近な存在として息づいてきました。
その中には、技術を受け継ぐ後継者が少なく、消えようとしている伝統の技もあります。
どうすれば、日本の技術や、その美しさを守ることができるのか。
JNN系列 全国12局が(株)永谷園の提供で、各地の伝統の技がもつ魅力や、その現状を広く伝えることで、未来へ継承すべく、各地の「伝統の技」を紹介するテレビ番組を放送いたします。

JNN系列全国12局で
2026年放送予定

※放送日時は変更となる可能性がございます。

大堀相馬焼
(おおぼりそうまやき)

福島県浪江町の伝統的工芸品「大堀相馬焼」
原発事故での全窯元避難という苦難を経て、陶吉郎窯は作陶が再開されています。登り窯や模様を彫り色土を埋め込む「象嵌(ぞうがん)」技法を用いた作品が日展で特選を受賞するなど、高度な表現へと進化を続けています。さらに、300年続く大堀相馬焼の炎を未来へ繋ぐため、後継者育成にも注力しています。失われかけた産地の復活と、次世代への確かな伝統継承に向けた挑戦を続けています。

テレビユー福島
2026年6月27日(土)17:15-17:30

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笹野一刀彫
(ささのいっとうぼり)

山形県米沢市の南部にある笹野地区で代々受け継がれている伝統工芸品です。
その歴史は古く、千数百年の歴史を持つと言い伝えられています。 材料となるコシアブラの木をサルキリと呼ばれる独特の刃物一刀で彫り上げていくことから、『笹野一刀彫』と呼ばれています。 鷹をかたどったおたかぽっぽが有名ですが、その他に鶏や梟、干支などその種類は数十種類になります。 1971年、笹野地区の他に、簗沢、高畠町の工人約130名が笹野彫協同組合を結成したが、製作者は減少傾向にある。

テレビユー山形
2026年6月28日(日)16:15-16:30

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村上木彫堆朱
(むらかみきぼりついしゅ)

約600年前の室町時代に端を発し、江戸時代に村上藩士の手で独自の発展を遂げた伝統的工芸品です。
かつては市民の生活に欠かせない日用品でしたが、生活様式の変化により需要は減少、職人の高齢化や後継者不足にも直面しています。現在、原料の漆は多くを輸入に頼っていますが、市内には全国的にも希少な「漆掻き職人」が1人残り、地元の漆を守る活動を続けています。またこの伝統を未来へ繋ぐため、現代の感性に合うアクセサリーやモダンな小物を制作する若手・女性職人も増えており、防災にも役立つ「堆朱ホイッスル」なども開発。新たな工芸の形を模索しています。

新潟放送
2026年7月4日(土)16:30-16:45

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飯田水引
(いいだみずひき)

江戸時代、飯田地方で盛んだった髪結い用の紐「元結」。その材料である和紙を用いて、生水引が作られたのが始まりです。
明治の断髪令による元結需要の激減という危機を、祝儀袋などの水引細工への転換で乗り越え、一時は全国の祝いの席を独占するほど一世を風靡しました。しかし近年、ライフスタイルの変化や冠婚葬祭の簡素化により、手作業による高度な結びの技術は継承が困難な局面に立たされています。現在は「おもてなしの心」を現代に伝えるため、伝統的な技法を維持しながら、暮らしを彩る新たなデザインの開発が進められています。

信越放送
2026年6月7日(日)16:15-16:30

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加賀繡(かがぬい)

加賀繡は、室町時代に仏教の普及とともに、仏様の姿を描く「荘厳(しょうごん)」の技法として石川県に伝わりました。
その後、加賀藩の庇護のもとで着物や陣羽織の装飾として発展し、繊細かつ豪華な現在の形になりました。最大の特徴は、独自の**「肉入れ」**技法による立体感と、数色の絹糸を混ぜ合わせることで生まれる美しいグラデーションです。絵画のような写実性と、光の当たり方で表情を変える上品な輝きが、現代の帯や小物にも受け継がれています。代表的な作家である横山 幸希さんにスポットを当てて制作いたします。

北陸放送
2026年7月25日(土)17:15-17:30

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菅笠(すげがさ)

富山県高岡市福岡町の菅笠は、庄川流域に自生する菅を用いた伝統工芸。
江戸時代には加賀藩の奨励で発展し、農作業や旅装束として広く用いられた。戦後は需要減少と後継者不足で生産は縮小。現在は保存会や職人の手仕事により技術継承が続く一方、原材料確保や販路拡大が課題となっている。

チューリップテレビ
2026年6月6日(土)15:40-15:55

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駿河竹千筋細工
(するがたけせんすじざいく)

静岡の竹細工は、古くから「駿河細工」と称され親しまれてきました。
江戸時代には、竹で編んだ籠枕、笠、虫篭などが参勤交代の大名や旅人の間で人気を博し、全国に知られるようになりました。幾千の筋が織りなす細工技術は、のちに国内外で高評価を受け「駿河竹千筋細工」と呼ばれるようになりました。明治6年、ウィーンで開催された国際博覧会に出品され、西欧の特産品をしのぐ好評を博しました。昭和51年には通産大臣から伝統的工芸品の指定を受け、さらに独特の技法を駆使し現在も日常生活の中に伝統工芸の存在を感じさせています。

静岡放送
2026年6月20日(土)14:00-14:15

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がま細工(がまざいく)

蒜山地方の伝統工芸品「がま細工」は、南北朝時代に、自生する「がま」で兵糧を運ぶ背負いかごを作ったのが始まりといわれます。
軽量で撥水性に富む「がま」は雨や雪を防ぐのに優れていることから、雪靴など雪国の暮らしに欠かせない様々な製品が作られてきました。しかし、生活スタイルの変化などにより生産は激減。現在では数人が手提げかばんや鍋敷きなどを作るのみとなっています。さらに材料となるがまの不足など課題も多いものの、デザイナーと協力して新たな商品を開発するなど、伝統を後世に伝える取り組みが続けられています。

RSK山陽放送
2026年7月19日(日) 16:15-16:30

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芸北神楽面
(げいほくかぐらめん)

芸北神楽面は、木彫りではなく「石州和紙」を型に貼り重ねて成形する全国的にも珍しい製法を採っています。
これにより、激しい舞にも耐えうる「軽さ」と「堅牢さ」を両立させています。かつては神楽団の隆盛と共に多くの面職人が腕を競いましたが、現在は専門の職人が町内でも指で数えるほどに減少しています。粘土細工による型作りから、和紙の貼り込み、そして鬼の形相を決定づける緻密な彩色や金箔押しに至るまで、習得には十数年の修業を要します。神楽人気の一方で、過酷な手作業に見合う収益の確保が難しく、技術を完全に継承できる若い専業職人の育成が困難とされています。

中国放送
未定(7月中放送予定)

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伊予水引(いよみずひき)

紙の産地として知られる愛媛県東部(四国中央市)で始まった伊予の水引は、こより状の和紙に水糊を引き乾燥させた飾り紐のことで、平安時代の元結(もとゆい)から始まったといわれています。
法皇山脈の山間で取れる三椏、楮、豊かな水、そして乾燥作業に適した松原に恵まれて、江戸時代の元結に始まった伊予水引は紙漉きと共に発展してきました。

あいテレビ
2026年5月3日(日)14:00-14:15

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おばけの金太(きんた)

江戸時代の人形師・厚賀彦七(あつが・ひこしち)が考案。かつては鋸くずと糊を混ぜ合わせて作っていたが、現在の材料は厚紙に。
からくりの仕掛け自体は変わらず、子孫の新八郎(しんはちろう)さんが作り続けている。からくりの肝となる竹のバネは手作業で削りだすが、ミリ単位の調整が必要。新八郎さんは、伝統を大切にする一方で、金太の表情を現代風にしたり洋風の金太を作るなど、人を喜ばせるためならば変化も厭わない。また、「伝統工芸である前におもちゃである」ことを重んじる。1979年に県の伝統工芸品に指定。

熊本放送
2026年5月9日(土)17:15-17:30

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琉球ガラス

戦後、米軍の廃瓶を利用することで琉球ガラスは始まった。1970年代、オイルショックの打開策として組合を組織。
共同生産・販売を行う琉球ガラス村がオープン(1987)。現在、20人ほどの職人が働いている。その中の一人、現代の名工 末吉清一。 趣味は釣り。夜空に輝く星からインスピレーションを得て独創的な作品を創り上げた。製品に沖縄の風土が見えてくるところが琉球ガラスの魅力だ。戦争が沖縄の人々から何もかも奪った。だが、おおらかでしなやかなウチナーンチュの心までは奪われなかった。琉球ガラスのぬくもりはそれを体現している。

琉球放送
2026年6月6日(土)16:00-16:15

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