岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。

2020年7月10日

「大失業時代」

コロナ隔離が解除になって、徐々に活動が再開を始めた。3月半ばからみんな営業活動を閉めて、もう7月なのだから生活も変ってしまう。ヒトやモノが沢山集まって快適なはずの都会の生活が否定されて、ヒトとヒトとの間隔を置き、集まることを避ける暮らしが、伝染病を避けるために要望されるので、この3ヵ月間の隔離強制で全てが通用しなくなった。出来るだけ外出を控え、テレワークで自宅や田舎に居ての業務やテレ会議となって、まず目立ったのが家庭内暴力と離婚が急増、通常の時の30%から40%増だとか。勤め人の主人に一日中家に居られて、3度の食事準備では、もう堪らんと夫婦間の反乱が、話題にあがっている。6月22日、幼稚園、義務教育の学校も解禁、正規に授業を開始と政府発表されたが、20%の親は接触の恐れから欠席させていて、幸いもう2ヵ月の夏休みに入り、学校が本格に始まるのは秋からと思われている。

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