「パリ開城」

今回の世界的なコロナウイルス防疫騒動、学校や商店も一斉に一切ストップ。生きる最低だけで消費も落ち込み、経済にも大変な影響を与えたが、市場初めての石油取引のマイナス価格には吃驚した。みんながお休みで消費が落ち、貯蔵のタンクの確保や、税金はかかるので、買っても貯蔵する場所がないから、お金を付けるから引き取ってくれという訳である。マイナスが数日続いたが、石油というものは必需品で、80年前それをアメリカが占めて、日本に渡さないようにしたから、日本は太平洋戦争に踏み切った原因の一つと聞かされていたのである。それがダブついてマイナス値段とは、聞いたこともない話だった。以前、マイナス金利ということが出現、銀行というところは、お金を預かって、利子をつけてくれて有難いところだとおもっていたが、利子がなくなり、預かり手数料を取り、交換やお金を動かす手数料で、あの豪華な建物や給料を維持に、預金者から搾り取るようになった。「金貸し」のまことにがめつい存在に変わってしまったのに驚いていたが、今度は石油、世の中は思いもかけぬ大変転が起きるものだと、痛感しているのである。

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