「近頃の話題」

その葬儀関連ニュースが終わる中、今度はシテ島にあるパリ警視庁の本館の建物の中庭で、警官の一人が無差別に警官4人をセラミックナイフで刺し殺し、撃ち殺されるという大騒動。仲間割れか何かと思っていたら、翌日になって、イスラム教の過激派に改宗洗脳された警官の、テロリスト攻撃だったと発表されて衝撃。ニュースが連日繰り返され解説され、そんなのが警官の内部に発生するようでは、国務大臣は辞職せよとまでの声になって今週のニュースを独占している。ファッション週間もあって賑わってもほんの一部の人の話題、カッフェのテラスも賑わっているのだが、年金制度の改正の反対デモ(フランスの人は早く年金を貰えるのを望み、遅らされるのに反対しているので、生活不安から働く延期を願う日本と正反対)、レズビエンヌカップル、未婚女性への人工授精を認めるかどうかの、法律改正を巡るデモも頻発、鉄道もストや間引き運転で、よく止まる。商店はバカンス明け、モダーン様式に改装して華やかに客を待ち、シャンゼリーゼのクリスマスイルミネーションの準備も始まっているが、何かしら人影が空いている感じが漂う。代わって目立つのは配達屋の若者のオートバイ姿。携帯やインターネットの注文でカード決済、ピザ、食事、弁当、買い物でも宅配して回っている会社が新商売で、何社も出来ているので、人混みの混雑の少ないのはそんな理由かも知れない。家賃や、不動産の高騰振りも近年の話題だが、電気代、ガス代は毎年決まったように値上げされる。今日のニュースでは使用料の不払い、払えないで切られる家庭の数が激増して話題になるまでになっていて、細かい数字の発表はメモ出来なかったが、世相の一面だと思った。

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