「2015・お正月早々」

 観光立国、華の都パリのシャンゼリーゼで年越しの思い出をと、押しかけてくるツーリストの数10万人、大通りが一杯の人で溢れる。国内9000人の警察、憲兵隊、消防隊員が動員されて、大きな事故の無いようにと年越しパーティの警戒にあたる。パリジャンは、年末バカンスで田舎の家に行くか、危ないから家に引っ込んでいるが、シャンゼリーゼは70%が外国人ツーリストだったと報じられる。年越しの日に、フランスの路上に駐車する車に火をつけて燃やす人のいる風習も止まず、社会の鬱憤晴らしの感がある。今年は940台で、昨年より12%減で防げたとの、新年の報道である。
 本日はまた、午後15時、370万人のフランス人(内パリは200万)、44カ国の首脳や政府代表がパリに集まり、路上に出てテロに対する抗議デモで埋まっている。

2015年1月11日 赤木 曠児郎

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