「秋の季節が始まった」

 中高年の老人カップルが、飛行機を満杯にして海外旅行を楽しむ。日本の新聞の広告には、海外旅行の企画が溢れている。円がどんどんと値上がりして、今から三年前にくらべると倍近い。こちらの物価上昇を計算しても以前の半値で、円価換算するとコーヒーが飲める。自分の財産評価が上がったのだから、楽しんでよいわけで、何でみんな円高の心配するのだろう。日本人の半分近い国民は高齢者、今では年金や、預金の生活者のはずである。日本からの輸出が不利になり、困るだろうとは、何という優しい先輩たちの気遣い。企業の三分の一は輸出に苦戦、日本の空洞化を招くと、恐怖を招くような意見だが、三分の二は円高で、労働力、材料などが安く輸入できて、潤っているはずである。人口の半分は、後期高齢者側のはず。それが何故、八億円もの年収を取れる社長などがいる、輸出産業のために、強い円で安く買えるのに、円安の低い評価にわざわざ下げさせ、高い物価で家計を圧迫させられ、苦痛をしのばされるのだろう。給料がそんなに取れるのだから、円高でも輸出販売に努力するのは、当たり前と思うのだが、あまりに日本の意見は、一方的な円高悪。弱者いじめに、片寄っていると思はないのかしら。

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