テラスからのパリ
 

「パリに帰って・・・」

 いまさら新年のことなんぞですが、同じキリスト教でも東方正教では1月中旬にクリスマスですし、中国では旧暦で、これから2月になって新年が祝われるのですから世界は広いなと思うし、まだ時効でもないようです。キリストの誕生日12月25日説も四世紀に決めたので、当時の支配者ローマの祝日に合致させるためわざと早めて、本当より10日ばかり早くしたと言われています。
 パリに帰って、社会党政権時代の短縮し過ぎだと、35時間と決められた週労働時間の延長を言う政府と経営者、現状維持、延長反対する労組のスト・デモ合戦が、鉄道、郵便局、病院、学校・・・今週からスタートです。
 フランス・ドイツ・英国・スペインで開発されている新大型エアーバスA380、560席が、18日からフランス南部の都市ツールーズの本社工場で紹介されました。ボーイングのような頭の瘤でなくて、全席二階、二段の窓です。現在の450席でも充分大きいのにもっと大きくなります。将来850席の555型の開発も進行していて、こうなるともう空飛ぶクルーズ客船並みです。
 A389型は250機売れると採算が取れるのだそうですが、現在149機注文が来ているそうです。ヴィトンの鞄が何万個買えるでしょう?


2005年1月19日 赤木 曠児郎  
BACK  

page3/3