今週の詩
2025.6.30.~2025.7.5.
『 詩についての三章 b 書けない 』
この短章は、
詩が書けない時と書ける時の状態を左右するのは、
心と体のあり方にあるという、
永瀬さんの詩作に対する心構え、哲学にふれています。
たとえば、忙しいと他のことに心を配ることができず、
時間があると余計なことまで考えてしまいそうです。
お金は使い方にその人の考えが見えてきますが、
あってもなくても生きたお金の使い方をすることの難しさに気づかされます。
健康で体力ある人は、精力的な活動ができますが、
そうでない人の工夫をしながらの活動にも眼差しを向けたくなります。
できない理由を見つけるにとどまらず、
そこからどうするのかを問いかけられているように思われるこの短章は、
仕事や人間関係などにも応用できるのではないでしょうか。
詩が書けない時と書ける時の状態を左右するのは、
心と体のあり方にあるという、
永瀬さんの詩作に対する心構え、哲学にふれています。
たとえば、忙しいと他のことに心を配ることができず、
時間があると余計なことまで考えてしまいそうです。
お金は使い方にその人の考えが見えてきますが、
あってもなくても生きたお金の使い方をすることの難しさに気づかされます。
健康で体力ある人は、精力的な活動ができますが、
そうでない人の工夫をしながらの活動にも眼差しを向けたくなります。
できない理由を見つけるにとどまらず、
そこからどうするのかを問いかけられているように思われるこの短章は、
仕事や人間関係などにも応用できるのではないでしょうか。
<文・白根直子>
永瀬清子さん プロフィール

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朗読
- RSKアナウンサー
- 小林 章子
- (こばやしあきこ)
岡山市生まれ。
RSKイブニングニュースで永瀬清子さんをテーマに取材。
2003年 第29回アノンシスト賞・優秀賞「テレビ 実況・フリートーク部門」
2010年 第36回アノンシスト賞・優秀賞「CM部門」
2013年 第39回アノンシスト賞・優秀賞「ラジオ 読み・ナレーション部門」など受賞。
1906年、現在の岡山県赤磐市に生まれました。
1995年、89歳の誕生日に生涯を閉じるまで、生涯現役の詩人を貫いた「現代詩の母」です。
多感な時期を金沢・名古屋で、結婚して大阪・東京で暮らし、1945年に夫の転勤で岡山市に帰りました。
戦後、現在の岡山県赤磐市松木で農業に従事しながら詩を書き、詩の雑誌「黄薔薇」を創刊。
岡山県詩人協会の初代会長も務め、後に続く詩人を育てました。
また、ハンセン病の入所者とともに詩を書き、選挙により豊田村の教育委員、岡山家庭裁判所の調停委員、世界連邦運動に参加、近代岡山の女性史研究を行うなど幅広い活動も知られています。