今週の詩
2026.5.25.~2026.5.30.
『 短章『右手』 』
「私」は〈右手〉が利き手なので何かをするときには、
自然と〈右手〉を使います。
疲れや痛みがあっても、
左手よりも使いやすいために、
かばいたい気持ちもありながら、
つい頼ってしまうのです。
〈右手〉は、「働きたがる」と「かわりたがる」という、
相反する気持ちの間で揺れています。
つまり〈右手〉は、
休めず働き続けること、常に頼られ続けていることの象徴です。
物事をスムースに進めるためには欠かせないのに、
大切にしてもらえずに働き続け、
当たり前のように頼られてしまうのです。
もしかしたら、「私」自身も〈右手〉のように働き、
頼られ続けているのかもしれません。
この理不尽に気づいてもらえるだけでも、
〈右手〉のような立場の人は救われるのでしょう
自然と〈右手〉を使います。
疲れや痛みがあっても、
左手よりも使いやすいために、
かばいたい気持ちもありながら、
つい頼ってしまうのです。
〈右手〉は、「働きたがる」と「かわりたがる」という、
相反する気持ちの間で揺れています。
つまり〈右手〉は、
休めず働き続けること、常に頼られ続けていることの象徴です。
物事をスムースに進めるためには欠かせないのに、
大切にしてもらえずに働き続け、
当たり前のように頼られてしまうのです。
もしかしたら、「私」自身も〈右手〉のように働き、
頼られ続けているのかもしれません。
この理不尽に気づいてもらえるだけでも、
〈右手〉のような立場の人は救われるのでしょう
<文・白根直子>
永瀬清子さん プロフィール
過去の放送をPodcastで配信中!
朗読
- RSKアナウンサー
- 小林 章子
- (こばやしあきこ)
岡山市生まれ。
RSKイブニングニュースで永瀬清子さんをテーマに取材。
2003年 第29回アノンシスト賞・優秀賞「テレビ 実況・フリートーク部門」
2010年 第36回アノンシスト賞・優秀賞「CM部門」
2013年 第39回アノンシスト賞・優秀賞「ラジオ 読み・ナレーション部門」など受賞。
1906年、現在の岡山県赤磐市に生まれました。
1995年、89歳の誕生日に生涯を閉じるまで、生涯現役の詩人を貫いた「現代詩の母」です。
多感な時期を金沢・名古屋で、結婚して大阪・東京で暮らし、1945年に夫の転勤で岡山市に帰りました。
戦後、現在の岡山県赤磐市松木で農業に従事しながら詩を書き、詩の雑誌「黄薔薇」を創刊。
岡山県詩人協会の初代会長も務め、後に続く詩人を育てました。
また、ハンセン病の入所者とともに詩を書き、選挙により豊田村の教育委員、岡山家庭裁判所の調停委員、世界連邦運動に参加、近代岡山の女性史研究を行うなど幅広い活動も知られています。