永瀬清子の世界タイトル

岡山県出身の詩人・永瀬清子さんの詩をRSKアナウンサー 小林章子の朗読でお届けします。

永瀬さんの世界へ、心を踏み入れてみませんか?

今週の詩

2026.6.8.~2026.6.13.

『 苔について 』

      
永瀬清子さんの小さなもの弱いものへのまなざし。
そのまなざしが向けられたもののひとつにコケがあります。
在野でコケの研究を続けた井木張二(いぎ ちょうじ)さんは、
イギイチョウゴケの発見者で、岡山コケの会の初代会長を務め、
終生コケの魅力を広く伝え続けました。
永瀬さんに苔の魅力を教えたのも、この井木さんでした。
永瀬さんは、井木さんの案内で京都の苔寺を訪れました。
そこでの体験について、
「苔を書くのは昔からの念願だったような気がして一息に書いた」
(「あとがき」『あけがたにくる人よ』)と述べているのです。
詩集『あけがたにくる人よ』の題名も、
最初は『蘚苔類(せんたいるい)』か『苔について』にしようと考えていたほどでした。
永瀬さんを虜にしたコケの世界。
この詩が、コケの魅力や面白さを知る入口となれば幸いです。
 
<文・白根直子>

永瀬清子さん プロフィール

永瀬清子さんの写真

1906年、現在の岡山県赤磐市に生まれました。

1995年、89歳の誕生日に生涯を閉じるまで、生涯現役の詩人を貫いた「現代詩の母」です。

多感な時期を金沢・名古屋で、結婚して大阪・東京で暮らし、1945年に夫の転勤で岡山市に帰りました。

戦後、現在の岡山県赤磐市松木で農業に従事しながら詩を書き、詩の雑誌「黄薔薇」を創刊。

岡山県詩人協会の初代会長も務め、後に続く詩人を育てました。

また、ハンセン病の入所者とともに詩を書き、選挙により豊田村の教育委員、岡山家庭裁判所の調停委員、世界連邦運動に参加、近代岡山の女性史研究を行うなど幅広い活動も知られています。

番組へのメッセージ

番組では、ご感想や朗読してほしい詩のリクエストを募集しています。

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朗読

RSKアナウンサー
小林 章子
(こばやしあきこ)

岡山市生まれ。

RSKイブニングニュースで永瀬清子さんをテーマに取材。

2003年 第29回アノンシスト賞・優秀賞「テレビ 実況・フリートーク部門」

2010年 第36回アノンシスト賞・優秀賞「CM部門」

2013年 第39回アノンシスト賞・優秀賞「ラジオ 読み・ナレーション部門」など受賞。