永瀬清子の世界タイトル

岡山県出身の詩人・永瀬清子さんの詩をRSKアナウンサー 小林章子の朗読でお届けします。

永瀬さんの世界へ、心を踏み入れてみませんか?

今週の詩

2026.9.21.~2026.9.26.

『 土砂について 』

      
自然の前では、
「人々」がどれほど知恵を集めても、
かなわないことがいくらでもあります。
永瀬さんはこの詩で、
「土砂」を擬人化して「人々」と比べながら、
「土砂」になりきってその気持ちを伝えています。
いつもは静かにそこにあり、
当たり前の存在である「土砂」。
しかし、
ひとたび大雨となれば、
どれほど力を尽くしても
「人々」にできることには限りがあります。
「土砂」の行き先は地形によって変わりながら進み、
「自分で自分の道をつけた」とあるように、
突き進んで止まりません。
これは、
世の中の動きや人とのかかわりなど、
さまざまなことにも通じています。
思いがけない時に思いがけないことが、
あっという間に起きてしまう。
どうにかできることもありますが、
あれば、
どうにもならないことも少なくありません。
それでも、
少しでも良い道を見つけたいと願うのです。
自然は、
私たちに多くのことを教えてくれます。
 
<文・白根直子>

永瀬清子さん プロフィール

永瀬清子さんの写真

1906年、現在の岡山県赤磐市に生まれました。

1995年、89歳の誕生日に生涯を閉じるまで、生涯現役の詩人を貫いた「現代詩の母」です。

多感な時期を金沢・名古屋で、結婚して大阪・東京で暮らし、1945年に夫の転勤で岡山市に帰りました。

戦後、現在の岡山県赤磐市松木で農業に従事しながら詩を書き、詩の雑誌「黄薔薇」を創刊。

岡山県詩人協会の初代会長も務め、後に続く詩人を育てました。

また、ハンセン病の入所者とともに詩を書き、選挙により豊田村の教育委員、岡山家庭裁判所の調停委員、世界連邦運動に参加、近代岡山の女性史研究を行うなど幅広い活動も知られています。

番組へのメッセージ

番組では、ご感想や朗読してほしい詩のリクエストを募集しています。

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朗読

RSKアナウンサー
小林 章子
(こばやしあきこ)

岡山市生まれ。

RSKイブニングニュースで永瀬清子さんをテーマに取材。

2003年 第29回アノンシスト賞・優秀賞「テレビ 実況・フリートーク部門」

2010年 第36回アノンシスト賞・優秀賞「CM部門」

2013年 第39回アノンシスト賞・優秀賞「ラジオ 読み・ナレーション部門」など受賞。