今週の詩
2026.3.2.~2026.3.7.
<文・白根直子>
『 短章「もしも私が」 』
私たちは、生きている限り、強くもなれば弱くもなります。
その強さや弱さの表れとして
「人は裏切ろうと思わずに人を裏切る」うえに
「自分は自分をも裏切る」ことになるのかもしれません。
そしてこれは昔からの「人間のかたち」とあるように、
人間が人間である以上避けられない「悲しみ」なのかもしれません。
つまり、「もしも私が死んだら」という仮定は、
生き物としての「死」ではなく、
「裏切る」ことによる心の「死」といえるでしょう。
たとえ「私自身は人を裏切るまい。」と心に誓ったところで、
そのことにより誰かを傷つけ、
結果として悲しみをもたらすことさえあるかもしれません。
そんな逃れられない人間の矛盾が描かれています。
その強さや弱さの表れとして
「人は裏切ろうと思わずに人を裏切る」うえに
「自分は自分をも裏切る」ことになるのかもしれません。
そしてこれは昔からの「人間のかたち」とあるように、
人間が人間である以上避けられない「悲しみ」なのかもしれません。
つまり、「もしも私が死んだら」という仮定は、
生き物としての「死」ではなく、
「裏切る」ことによる心の「死」といえるでしょう。
たとえ「私自身は人を裏切るまい。」と心に誓ったところで、
そのことにより誰かを傷つけ、
結果として悲しみをもたらすことさえあるかもしれません。
そんな逃れられない人間の矛盾が描かれています。
<文・白根直子>
永瀬清子さん プロフィール
過去の放送をPodcastで配信中!
朗読
- RSKアナウンサー
- 小林 章子
- (こばやしあきこ)
岡山市生まれ。
RSKイブニングニュースで永瀬清子さんをテーマに取材。
2003年 第29回アノンシスト賞・優秀賞「テレビ 実況・フリートーク部門」
2010年 第36回アノンシスト賞・優秀賞「CM部門」
2013年 第39回アノンシスト賞・優秀賞「ラジオ 読み・ナレーション部門」など受賞。
1906年、現在の岡山県赤磐市に生まれました。
1995年、89歳の誕生日に生涯を閉じるまで、生涯現役の詩人を貫いた「現代詩の母」です。
多感な時期を金沢・名古屋で、結婚して大阪・東京で暮らし、1945年に夫の転勤で岡山市に帰りました。
戦後、現在の岡山県赤磐市松木で農業に従事しながら詩を書き、詩の雑誌「黄薔薇」を創刊。
岡山県詩人協会の初代会長も務め、後に続く詩人を育てました。
また、ハンセン病の入所者とともに詩を書き、選挙により豊田村の教育委員、岡山家庭裁判所の調停委員、世界連邦運動に参加、近代岡山の女性史研究を行うなど幅広い活動も知られています。