今週の詩
2026.3.30.~2026.4.4.
『 いつかいつか三章 c木瓜(ぼけ) 』
「いつか」という願いは、
永瀬さんの詩を貫くもののひとつだと思います。
春に花を咲かせ、秋に実を結ぶ。
それは、
誰に知られることもなく繰り返される自然の営みかもしれません。
ところが「私」は、木瓜と心を通わせ、
「いつか」という願いを託しているのです。
人知れず実った木瓜の実は、
「私」ならば価値を認めてくれるのだと信じているかのように、
「私」の足許に落ちていました。
永瀬さんの詩を貫くもののひとつだと思います。
春に花を咲かせ、秋に実を結ぶ。
それは、
誰に知られることもなく繰り返される自然の営みかもしれません。
ところが「私」は、木瓜と心を通わせ、
「いつか」という願いを託しているのです。
人知れず実った木瓜の実は、
「私」ならば価値を認めてくれるのだと信じているかのように、
「私」の足許に落ちていました。
<文 白根直子>
永瀬清子さん プロフィール
過去の放送をPodcastで配信中!
朗読
- RSKアナウンサー
- 小林 章子
- (こばやしあきこ)
岡山市生まれ。
RSKイブニングニュースで永瀬清子さんをテーマに取材。
2003年 第29回アノンシスト賞・優秀賞「テレビ 実況・フリートーク部門」
2010年 第36回アノンシスト賞・優秀賞「CM部門」
2013年 第39回アノンシスト賞・優秀賞「ラジオ 読み・ナレーション部門」など受賞。
1906年、現在の岡山県赤磐市に生まれました。
1995年、89歳の誕生日に生涯を閉じるまで、生涯現役の詩人を貫いた「現代詩の母」です。
多感な時期を金沢・名古屋で、結婚して大阪・東京で暮らし、1945年に夫の転勤で岡山市に帰りました。
戦後、現在の岡山県赤磐市松木で農業に従事しながら詩を書き、詩の雑誌「黄薔薇」を創刊。
岡山県詩人協会の初代会長も務め、後に続く詩人を育てました。
また、ハンセン病の入所者とともに詩を書き、選挙により豊田村の教育委員、岡山家庭裁判所の調停委員、世界連邦運動に参加、近代岡山の女性史研究を行うなど幅広い活動も知られています。