今週の詩
2026.7.20.~2026.7.25.
『 短章「塩・砂糖」 』
塩と砂糖を間違えるような、
うっかりミスは誰にでもあることです。
そうした間違いは、
そのまま単なる失敗として片付けられ、
「私」が不注意な人間だという評価だけで終わってしまいがちです。
どうして「私」がうっかりミスを起こしたのか、
他の誰かがその理由を日常生活の中で考えることがあったとしても、
それは表面的なものにとどまるでしょう。
ところが「私」自身は、
起きた出来事の背後にあるものや、
自分が背負っているものといった、
出来事の向こう側に思いをいたしているのではないでしょうか。
ここでは具体的にふれられていませんが、
「私」には、あえて言わなかったミスの理由があるのです。
そこには、
どうせ言っても理解されないだろうという諦めとともに、
安易な言い訳を許さない自分への厳しさも感じられます。
「私」のまなざしは、
日常の何気ない出来事から人の心の複雑さを捉えています。
うっかりミスは誰にでもあることです。
そうした間違いは、
そのまま単なる失敗として片付けられ、
「私」が不注意な人間だという評価だけで終わってしまいがちです。
どうして「私」がうっかりミスを起こしたのか、
他の誰かがその理由を日常生活の中で考えることがあったとしても、
それは表面的なものにとどまるでしょう。
ところが「私」自身は、
起きた出来事の背後にあるものや、
自分が背負っているものといった、
出来事の向こう側に思いをいたしているのではないでしょうか。
ここでは具体的にふれられていませんが、
「私」には、あえて言わなかったミスの理由があるのです。
そこには、
どうせ言っても理解されないだろうという諦めとともに、
安易な言い訳を許さない自分への厳しさも感じられます。
「私」のまなざしは、
日常の何気ない出来事から人の心の複雑さを捉えています。
<文・白根直子>
永瀬清子さん プロフィール
過去の放送をPodcastで配信中!
朗読
- RSKアナウンサー
- 小林 章子
- (こばやしあきこ)
岡山市生まれ。
RSKイブニングニュースで永瀬清子さんをテーマに取材。
2003年 第29回アノンシスト賞・優秀賞「テレビ 実況・フリートーク部門」
2010年 第36回アノンシスト賞・優秀賞「CM部門」
2013年 第39回アノンシスト賞・優秀賞「ラジオ 読み・ナレーション部門」など受賞。
1906年、現在の岡山県赤磐市に生まれました。
1995年、89歳の誕生日に生涯を閉じるまで、生涯現役の詩人を貫いた「現代詩の母」です。
多感な時期を金沢・名古屋で、結婚して大阪・東京で暮らし、1945年に夫の転勤で岡山市に帰りました。
戦後、現在の岡山県赤磐市松木で農業に従事しながら詩を書き、詩の雑誌「黄薔薇」を創刊。
岡山県詩人協会の初代会長も務め、後に続く詩人を育てました。
また、ハンセン病の入所者とともに詩を書き、選挙により豊田村の教育委員、岡山家庭裁判所の調停委員、世界連邦運動に参加、近代岡山の女性史研究を行うなど幅広い活動も知られています。