今週の詩
2026.10.19.~2026.10.24.
『 短章「台風で」 』
台風で折れてしまったヒマラヤシーダーの回復を書いた短章です。
半年で元通りの形に戻る生命力をヒマラヤシーダーの「祈り」と捉えています。
具体的に目に見えるように未来の姿を描き、
それに向かって進むことで現実にしているのです。
困難や逆境にあってもそこから回復し乗り越えていく力を、
象徴的に表現しています。
永瀬さんは、
自宅から岡山県庁までバスで通勤していました。
毎朝、バスの窓から見える樹木は永瀬さんを楽しませたばかりか、
詩を書く力を与えていたようです。
バスの窓から見えた樹木には
岡山地方裁判所を囲むヒマラヤシーダーの生け垣もありました。
永瀬さんが描いた
「岡山市わが町の見取図(S52年9月)」(「雲自慢」『現代詩手帖』1977年11月)にも
ヒマラヤシーダーがあります。
この短章は、
通勤途上の風景に気づきを与えられ、
ヒマラヤシーダーの「祈り」が書かせたのかもしれません。
<文・白根直子>
半年で元通りの形に戻る生命力をヒマラヤシーダーの「祈り」と捉えています。
具体的に目に見えるように未来の姿を描き、
それに向かって進むことで現実にしているのです。
困難や逆境にあってもそこから回復し乗り越えていく力を、
象徴的に表現しています。
永瀬さんは、
自宅から岡山県庁までバスで通勤していました。
毎朝、バスの窓から見える樹木は永瀬さんを楽しませたばかりか、
詩を書く力を与えていたようです。
バスの窓から見えた樹木には
岡山地方裁判所を囲むヒマラヤシーダーの生け垣もありました。
永瀬さんが描いた
「岡山市わが町の見取図(S52年9月)」(「雲自慢」『現代詩手帖』1977年11月)にも
ヒマラヤシーダーがあります。
この短章は、
通勤途上の風景に気づきを与えられ、
ヒマラヤシーダーの「祈り」が書かせたのかもしれません。
<文・白根直子>
永瀬清子さん プロフィール
過去の放送をPodcastで配信中!
朗読
- RSKアナウンサー
- 小林 章子
- (こばやしあきこ)
岡山市生まれ。
RSKイブニングニュースで永瀬清子さんをテーマに取材。
2003年 第29回アノンシスト賞・優秀賞「テレビ 実況・フリートーク部門」
2010年 第36回アノンシスト賞・優秀賞「CM部門」
2013年 第39回アノンシスト賞・優秀賞「ラジオ 読み・ナレーション部門」など受賞。
1906年、現在の岡山県赤磐市に生まれました。
1995年、89歳の誕生日に生涯を閉じるまで、生涯現役の詩人を貫いた「現代詩の母」です。
多感な時期を金沢・名古屋で、結婚して大阪・東京で暮らし、1945年に夫の転勤で岡山市に帰りました。
戦後、現在の岡山県赤磐市松木で農業に従事しながら詩を書き、詩の雑誌「黄薔薇」を創刊。
岡山県詩人協会の初代会長も務め、後に続く詩人を育てました。
また、ハンセン病の入所者とともに詩を書き、選挙により豊田村の教育委員、岡山家庭裁判所の調停委員、世界連邦運動に参加、近代岡山の女性史研究を行うなど幅広い活動も知られています。