今週の詩
2026.6.22.~2026.6.27.
『 短章『雨について』 』
「私」は、
岡山から東京へ向かう新幹線の窓から、
雨と一緒に旅をしているかのように景色をながめています。
雨を追いぬき、追いつかれながら走る新幹線。
雨に濡れた道路は紺色、
小学生の雨傘の赤や黄色、
雨は「大きな銀色のスカート」、
それぞれが鮮やかな色とともに、
景色が目の前に浮かび上がります。
ていねいな描写を重ねた後、一息に発見を語るのです。
それは、東京に着いた「私」は、
雨は空から地面まで垂直に降ってくるのではなく、
「雨は横に走ってくるものだ」ということでした。
「横に走ってくる」とは、
強い風による横殴りの雨ばかりでなく、
雨雲の動きと時の移りにより、
雨が新幹線を追いかけてくる様子をそのように捉えたのでしょう。
普段何気なく見ている雨。
その降り方を注意して見るだけでも発見や驚きがあるのです。
岡山から東京へ向かう新幹線の窓から、
雨と一緒に旅をしているかのように景色をながめています。
雨を追いぬき、追いつかれながら走る新幹線。
雨に濡れた道路は紺色、
小学生の雨傘の赤や黄色、
雨は「大きな銀色のスカート」、
それぞれが鮮やかな色とともに、
景色が目の前に浮かび上がります。
ていねいな描写を重ねた後、一息に発見を語るのです。
それは、東京に着いた「私」は、
雨は空から地面まで垂直に降ってくるのではなく、
「雨は横に走ってくるものだ」ということでした。
「横に走ってくる」とは、
強い風による横殴りの雨ばかりでなく、
雨雲の動きと時の移りにより、
雨が新幹線を追いかけてくる様子をそのように捉えたのでしょう。
普段何気なく見ている雨。
その降り方を注意して見るだけでも発見や驚きがあるのです。
<文・白根直子>
永瀬清子さん プロフィール
過去の放送をPodcastで配信中!
朗読
- RSKアナウンサー
- 小林 章子
- (こばやしあきこ)
岡山市生まれ。
RSKイブニングニュースで永瀬清子さんをテーマに取材。
2003年 第29回アノンシスト賞・優秀賞「テレビ 実況・フリートーク部門」
2010年 第36回アノンシスト賞・優秀賞「CM部門」
2013年 第39回アノンシスト賞・優秀賞「ラジオ 読み・ナレーション部門」など受賞。
1906年、現在の岡山県赤磐市に生まれました。
1995年、89歳の誕生日に生涯を閉じるまで、生涯現役の詩人を貫いた「現代詩の母」です。
多感な時期を金沢・名古屋で、結婚して大阪・東京で暮らし、1945年に夫の転勤で岡山市に帰りました。
戦後、現在の岡山県赤磐市松木で農業に従事しながら詩を書き、詩の雑誌「黄薔薇」を創刊。
岡山県詩人協会の初代会長も務め、後に続く詩人を育てました。
また、ハンセン病の入所者とともに詩を書き、選挙により豊田村の教育委員、岡山家庭裁判所の調停委員、世界連邦運動に参加、近代岡山の女性史研究を行うなど幅広い活動も知られています。