2025年12月20日予告
岡フィル 事務局 万代仁美さん
先週のテーマ「雅楽」に続き、今回は「日本で発酵した西洋音楽」がテーマ。
シルクロードを伝って渡来した楽器が、日本で独自に変化し、雅楽だけでなく謡や民謡など彩色豊かな日本の音楽を生み出してきた。
明治に入ると西洋のオーケストラが、これも日本で独自の発展を遂げる。
セレクトした外山雄三作曲の管弦楽のためのラプソディは、まさしくそんな「融合」を感じさせる楽曲だ。
少し早いが、2026年岡フィル定演のご紹介をしながら、現代日本の作曲家たちにスポットを当てた。
2025年12月13日放送
岡フィル 事務局 万代仁美さん
シンフォニーホール改装工事のため、各地のホールで演奏会を行っている「旅する岡フィル」、メンバーを支えるのは事務局だ。
部下も増え、大忙しの万代さんが久しぶりにスタジオにやってきた。
今回のテーマは、ニューイヤー予習編~雅楽の世界。
いつもユニークなテーマと、学芸員の知性とセンスで独特の世界を聴かせてくれる万代さんが、「雅楽」を紹介する。
1月14日ハレノワ大劇場で行われるニューイヤーコンサート、箏に砂崎知子さん、笙に野津輝男さん、ソプラノに柳くるみさんを迎え、2部構成で雅楽とオケのダイナミックな構成が期待される。
雅楽にスポットを当て、正倉院の宝物にまつわる音楽の物語をお聴きください。
2025年12月6日放送
岡フィル ヴァイオリン奏者 和田恵理子さん
岡フィルに入団し、関東から倉敷市にお引越し。
岡フィルだけでなく、各地の演奏会にも積極的に参加する和田さんは、ここのところ大忙しだ。
そんな中でも忘れてないのが大好きな「山登り」。
5月に登った支笏湖を見下ろす風不死岳(フップシダケ)には、家族で登山し山好きな父を喜ばせたそう。
そんな和田さんが12月に選んだのは、クリスマスシーズンにぴったりのバレエくるみ割り人形からの楽曲。
オペラやバレエが好きという和田さんも、小さな曲が20数曲も盛り込まれた「くるみ割り人形」は、ある意味難しいそうだ。
演奏家ならではの視点から見た「くるみ割り人形」、じっくりお聴きください。
2025年11月29日放送
岡フィルヴァイオリン奏者 和田恵理子さん
北海道千歳市がふるさとの和田さん、札幌交響楽団のヴァイオリニストに憧れやるぞと決めた!なんと7歳の時。
漫画家のヤマザキマリさんの母、ヤマザキリョウコさんに師事、ヴァイオリニストの道をまっしぐらに進んできた。
それにしても楽しい人である。
岡フィル入団後、岡山が2番目のふるさとになり、各地での演奏会から岡山に帰るとほっとすると話す。
そんな和田さんは、岡フィルの前は神奈川のオペラ専門のオケに在籍したそうだ。
なので、オペラ大好き、歌劇推しの人でもある。
今回のセレクトは、生誕200年のシュトラウス二世と、初めてご自身がオペラの演奏をしたプッチーニ作曲「歌劇蝶々夫人」、そして12月クリスマスシーズン目前の定番「くるみ割り人形」からお届けする。
2025年11月22日放送
岡山文化芸術創造 専務理事・法人事務局長 髙次秀明さん
現職に就任する前は、クラシック音楽を聴く習慣がなかったという髙次さん、今では自身の楽しみはもちろん、人との輪を広げるコミュニケーションツールとして大切な存在だそうだ。
今回は、2026年5月9日にサントリーホールで予定する、岡フィル東京特別公演をご紹介。
指揮は尾高忠明さん、ピアノに中桐望さんを迎え、ラフマニノフ作曲ピアノ協奏曲第2番と交響曲第2番をプログラムした。
東京特別公演は、もともと岡フィル設立30周年を記念して企画されたが、コロナ禍で実現できず、その後、改めてホールの空きを捜していたところ、サントリーホールで開催の運びとなった。
故秋山和慶さんもきっかけを作ってくれたと語る髙次さん、特別公演にかける熱い思いをお聴きください。