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「煙草と大統領選挙」

 どこから出る数字なのだろうか、毎日のように人気率の世論調査の数字が並んで、人気が上がった、下がったとマスコミは騒ぎ立て、5月に開かれるフランス大統領選挙の予想を、あおり立てている。フランス中に知名度が上がる訳だから、第一次選挙には大勢のいろいろな人が供託金を積んでも立つ。もう大体トップの二人は決まったようなものだが、前回のような予想外のどんでん返しがあるかも知れないから、甘く見ることは出来ない。
 社会連帯、社会保障が行き届き過ぎ、良くできている、こんなことまで公の助成金制度がと、この国では深く入るほど感心するばかりだが、政府が集めて、機関の給与経費を賄い、残りの分配なのだから、消費税は20%近く、社会保障傭用者負担金は月給額と同額かかると考えなくては人が雇えない国、結局は現実に生産、働く人々の肩に重く戻って来るので、考えさせられるのである。

2007年2月6日 赤木 曠児郎  
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