コンチ河岸
 

「まだバカンス」

 パリにくるバカンス旅行客はどうかというと、昨年の9月11日以来の影響で10%前後の客数減というところらしい。それよりヨーロッパ統一貨幣ユーロになって第一年目、同じカッフェやレストランに入っても、パリの物価高に目を丸くして「同じユーロなら、自分の町ではこんななのに」と比較して、ちっともお金使ってくれないでガラガラ、予想外にユーロ統一の影響が深刻と異口同音。岡山から東京に行って、何事も諸物価高いのにびっくり、早く帰ろうというようなものである。折角バカンス客当て込んで店開いているのに、対前年ドーンと落ち込んで、期待外れなのだそうで、それよりもまだ物価指数の高い現在の日本は、ワールドカップでも人々がサポートに行けなかったように、もっともっと遠いのである。

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