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中国学園大学・中国短期大学

千葉喬三 学長

2018年8月6日(月)

——夢をお聞かせ下さい。

千葉:豊かな知性を持った子どもたちを育てていきたいと思っています。

——約1150人の学生が、3学部、3学科で学んでおられます。どんな特色があるのでしょうか。

千葉:多様性の高い教育プログラムを用意しています。専門性ということでは、保育士や、食事や栄養に関する知識を高めることができる管理栄養士の資格が取得できる学科などがあります。それらは座学だけでなく、自分が実際に経験しながら勉強する「実習」を充実させており、それが大きな特色です。

——例えばどんな実習がありますか。

千葉:近所の農家の方々に援助いただき、学生たちが農地を借りて実際に農産物を作る実習をやっています。どのように育てた食材を食べているかということを、料理の段階から知っていることになるわけです。自分で農産物を作るところから、一貫してその過程を経験できることは、大きな強みとなり特色といえます。

——そうしたさまざまな実習や体験をすることは、社会に出てからどのように生かされていくのでしょうか。

千葉:多様な価値観を持って育っていますから、どこでも通用する人材になると言ってよいと思います。今や資格社会ですから、資格がないと評価されません。資格を取っているといっても、座学だけで修得したものでなく、いろいろな実習を体験させていますので、社会に出て十分に対応できる人材に育っていると思います。

——「たねのくにこども園」についてお聞かせください。

千葉:定員200人の保育園と幼稚園が一緒になった幼保連携型認定こども園で、平成31年4月開園予定で進めています。地域の皆様が安心して子どもさんを預けていただける園にしたいと思っています。

——どんな特色のある子ども園になるのでしょうか。

千葉:人間は一生の中で、感性で行動している幼少期が一番大事な時期だと思います。その大切な時期に、子どもたちにどのような感激を与えていくかが、幼児期教育の基本だと考えています。一番大事なステージ、種から双葉になった芽生えの時期が、その人の一生を決めることになると思うのです。そういう意味で、「こども園」はたいへん大事な役割を担っています。指導される先生方には、それを十分理解していただこうと思っています。

——幼児教育を専門に勉強している学生さんにとっては、どういう相乗効果があると考えていますか。

千葉:人間は、いろんな人といろいろな内容を情報交換できる機会が多ければ多いほど、その人は豊かな知性を持つことができると思います。できるだけそういう機会は与えていきたいと思っています。学生には、そういう場に自分から出ていく意欲が持てるように教えていきたいと考えています。

——「こども園」は、地域の中でどのような役割を果たしていきたいとお考えですか。

千葉: 子どもたちだけでなくて地域の方との交流を通じて、人間はこうやって社会で生きていくんだということを体験させたいと思います。地域と一体となって、地域に貢献できる人間を、一緒に育てていきたいのです。

——あらためて、学生さんにどんなことを期待されていますか。

千葉:「豊かな知性」を持つ人間に育ってほしいと願っています。人間として幅が広く、他人を思いやれる、社会のことも分かる、環境のことも分かる知性を持った学生を、ここから輩出していきたいと考えています。これが私の夢です。

千葉喬三(ちば きょうぞう)

中国学園大学・中国短期大学学長

昭和14(1939)年京都府京都市生まれ。京都大学農学部林学科卒業。同大学大学院農学研究科博士課程単位取得(農学博士)。昭和44(1969)年高知大学農学部助手、同大学助教授を経て、昭和49(1974)年岡山大学農学部助教授に。同大学農学部教授、同大学副学長を経て、平成17(2005)年国立大学法人岡山大学長に就任。平成23(2011)年学校法人就実学園理事長。平成30(2018)年学校法人中国学園中国学園大学・中国短期大学学長に就任。