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地域の未来が見えてくるインタビュー番組。
会社づくり、人づくり、そして街づくり…エリアのトップの夢、経営ビジョンに迫ります。

前回の放送

平松電気工事

平松良一 社長

2019年7月15日(月)

 ——夢をお聞かせ下さい。

平松:電気工事の技術力と品質の高さを、「ヒラマツブランド」として全国に広めていきたいです。

——「ヒラマツブランド」とはどういったものでしょうか。

平松:「ヒラマツブランド」は、我々の創業者の「丁寧な仕事ができなければ儲けはいらない。良い仕事ができないなら平松ではない」という言葉を胸に、長年にわたって築き上げてきた技術力です。

——その「ヒラマツブランド」を次世代に継承していくために、どのような工夫をなさっておられるのでしょうか。

平松:この技術力を若手に継承するために、「社員の成長は会社の成長である」をモットーに、社員教育に力を入れています。若手社員には毎月2回の技術講習会を開催し、品質や技術力の向上のための社員教育を実施しています。また、人手不足の今の時代において、いかにして効率を上げられるかということを考え、最新の工具、技術の導入はもちろん、施工管理能力の向上のためにも時間や費用はいとわず、可能な限り力を注いできました。

——お客さまからはどういった声が届いていますか。

平松:そういった努力が実を結び、「平松さんで良かった」「さすが平松さんですね」というありがたい言葉を、さまざまなお客さまからいただいております。

——今後の展開についてはどのようにお考えですか。

平松:「岡山にはこんな電気工事店があるんだ」と皆さまに知れ渡るように、もっと全国に向けて活躍の場を広げていきたいと思います。現状としては、中四国を中心として、東は近畿圏くらいまでですが、今後は関東・東北あたりまでを視野に入れて事業拡大に努めています。

——従来エリア以外での仕事の手応え、可能性はどのように感じておられますか。

平松:弊社が手がけている仕事の多くは官公庁物件ですから、まずは入札になります。受注できるかどうかは入札の結果次第なのですが、現在は総合評価落札方式という仕組みが採られています。これは、入札金額だけでなく、過去の実績も点数になって評価される仕組みです。つまり、もし金額が他社より高くても、実績によって逆転して受注できる可能性があるわけです。近年、ありがたいことに多くの受注につながっていることは、これまで手がけてきた仕事の実績、弊社の強みである技術力が評価された結果だと受け止めています。

——その技術力は、具体的にはどういった要素で構成されているのでしょうか。

平松:官公庁の仕事では、工事の終了後に「工事成績評定」というものが送られてきます。そこには、弊社の工事に対する評価として80点とか75点といった点数が与えられています。この点数が、次回の入札にダイレクトに反映される仕組みです。入札では、以前に同種の工事で何点取ったのかということが問われますので、そこで良い成績が取れていれば、入札を有利に運べることになります。
この「工事成績評定」の内容についてですが、いかに丁寧に仕事が行われたかという出来栄えや品質、また納期が守れているかといった工程管理能力のほか、近隣への対応やコスト削減、新技術の提案など、いろいろな項目があります。これらの項目すべてが技術力を構成する要素だと言って良いでしょう。

——では、最近の実績についてご紹介ください。

平松:近年では、新名神高速道路の工事に携わりました。新名神高速道路は、三重県四日市市から滋賀県、京都府、大阪府を経由して兵庫県神戸市北区までを結び、東名・名神高速道路と相互に機能を補完し合う重要な道路です。この新名神高速道路には最先端の技術が導入され、弊社は日本初導入の設備を手掛けることができました。
ひとつは、トンネル照明灯具を用いた「ペースメーカーライト」です。長い下り坂や上り坂となるトンネル区間に設置され、緑色の光が適切な速度で流れていきます。この緑色の流れは、ドライバーの速度調整の目安になる効果が期待されています。また、この照明灯具は火災や事故といったトンネル内の事象に対応して色表示による情報提供を行うことができ、車輌火災発生時には赤色点滅、事故や落下物などの注意喚起時には黄色が点滅します。
二つ目は、トンネル内の「自走式ロボットカメラ」の導入です。このロボットカメラは火災通報押ボタンや非常電話の受話器と連動しており、事故発生時にカメラが直ちに事故現場へ移動し、近接撮影が可能となるなど、いち早く詳細な状況を確認することができるというものです。
このような工事に携われたことは弊社の誇りであり、培った技術力のおかげだと思っています。

——改めて夢をお聞かせ下さい。

平松:「一人ひとりが安全意識を高め、原価意識に徹して、自慢のできる仕事をしよう」ということをスローガンにしています。この岡山で築き上げた電気工事の技術力、品質の高さを、「ヒラマツブランド」として全国に展開していきたいと思っています。

平松 良一(ひらまつ りょういち)

平松電気工事株式会社代表取締役社長

昭和34(1959)年岡山市生まれ。昭和57(1982)年大阪学院大学卒業。昭和61(1986)年平松電気工事(株)入社。平成25(2013)年同代表取締役社長に就任。趣味はゴルフ、邦画鑑賞。