岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。

2018年7月11日

「モネの睡蓮」

猛暑がパリにやってきた。緯度の高い土地で、パリの夏場は過ごし易い土地柄だと自慢していたが、30℃を越すからとにかく暑い。

カッフェのテラスにベターッと座り、今はテレビ画面に映される国際サッカーの試合に熱狂、何処のカッフェも満席である。フランスが勝ち進んでいるので、ワーッと大声が聞こえる。終わると7月の末まではフランス一周自転車レースで、シャンゼリゼのゴールインまで熱狂である。6月末は、男子服のパリコレがあり、もうこれは派手な花柄や色、男子服デザインというより、寝巻で外を歩いているのと同じに思える。続いてパリオートクチュールの秋冬コレクションが開かれたが、奇想天外のショー舞台装置の合戦で、着る物よりそちらの方で人気取り。洋服はインターネットでスグ見られるから、着るものに興味や関心のある人は電子で充分満足である。

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