岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。

2017年6月6日

「ロボット見本市」

 聞いたことのない「ロボット見本市」があるという情報で、取材に招かれ行って見る。
 パリ市の北部郊外、シャルルドゴール空港に行く道筋は、近年工業、住宅団地に開発されどんどん変わっているが、延長された地下鉄の終点で降りると、殺風景な平地広場の真ん中である。一方の側に工業団地の門があり、ウロウロしながら団地案内地図を見ていると専用の送迎無料バスがやってきて、見本市会場の建物に運んでくれて、約束に間に合った。団地構内の各所に、フランスでも良く知られている大手各種企業の倉庫や、事務所が分散していて、まともに歩いたら迷子になってしまうのは確実である。運河の盛んだった頃、港と倉庫のあった土地を再開発、パリに隣接しているし巨大な倉庫を活用して新見本市会場も誕生、生まれ変わっているのである。但し現在は、パリ北部を出るところ境界線の界隈は、荒れたシャッターのビル、流れ込んだ避難民のテントの列、浮浪者が緑地帯の地べたに寝ていたり、麻薬の集まり、すこし怖い光景を目にするだろう。地下鉄なら下を抜けてしまうが、それを越えると、市内から大学が移転し、工場や倉庫が移転し、住宅団地も出来てすっかり変わり、2024年に開催を狙うパリのオリンピックも、この隣接の町の辺りを計画されている。

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