「震災イベント花盛りなパリ」

 日本酒の宣伝試飲会というのも多いが、甲州山梨は、甲州ワインの13社が集まって、パリで試飲紹介の会というのを初めて開いた。すでにロンドンでは3回開き成果あったそうなのだが、折角隣りまできたので、フランスの人にも知ってもらいたいという次第。フランスにワインを売り込もうというのだから、勇気あると聞いたら、「知って頂ければの気持ちです」とはメルシャンのパリ事務所長の田淵さん。悪いこととは言わないが、何でもありのパリ、テンデバラバラなのである。
 後43日、後42日と、毎日の新聞の頭に、1日々々と迫るのが、フランス大統領選挙である。だから新聞の中味は選挙の話題と、中近東諸国の、沢山人の死ぬ動乱の話題ばかり。1週間パリファッションウイークというのも開かれていて100軒ばかりの新作コレクションもあったが、現在は14-5才の子供から、若者たちが、インターネットや携帯で画像を通じて、町の流行を動かす時代になり、ファッションショーはブランドの名刺広告くらいの受け止め方、ニュース性が希薄になったと思われている。
 

2012年3月12日 赤木 曠児郎

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