黄色い店
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「もう2月、早い」

 今日本の工業製品は、生産過剰による世界不況の波を受け、もの余りのところに、物を売らなければならない。その工夫がデザインやアイディアで、しのぎを削り、他所の国からみると日本は異常に発達した高度社会なのである。日常生活の品々にまで及び、近年は一月末、二月初めの頃に多い、パリのインテリア、デザイン製品、各種見本市にも、大挙百社近く、中小企業が中心になるが、経産省、ジェトロ主導のもとに集まって、世界市場への売り込み活路をもとめて、参加出品している。一社独自では中々出来ないが、役所が取りまとめてくれば、可能というものである。「日本様式」とか「ジャパンデザイン」と名付け、パリの日本大使からの、応援励ましパーティも公邸で開かれた。フランス人VIPに知って貰おうと言う応援、日本各地からで、わが岡山も無いかなと、後からカタログをゆっくり見ていたら、中島プロペラさんが、携帯用安全ランプの開発品をブース出品されていたらしい。百社近くの人だから、公邸では混雑で気づかなかったのだが、専門業界への見本市への参加出品が、ヨーロッパでは、商売スタートの公式第一歩だから、頑張ってほしい。

2009年2月11日 赤木 曠児郎  
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