岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。

カンブロンヌ通り

【近況】

日本の巡回展も無事終わり、これから年末まで、サロン・ドートンヌ、ル・サロン、ナショナル・ボーザール、3つの団体展があるので、その出品制作に追われています。
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≪既刊≫

『パリ画集・21世紀始まりのころのパリ』
マリア書房刊
ISBN4-89511-347-7
6,500円+税
この8年くらいかけて描いた、約100点の最新作素描原画を収めています。

「新書版・私のファッション屋時代」

900円+送料
株式会社 第一出版センター(担当・大崎さん)
TEL(03)3235-3051
FAX(03)3235-0158
または、展覧会場でのみ発売
 
2005年8月23日

「パリ」

 3週間日本で暮らして、パリに帰って来た。
 バカンスシーズンだから市内はとても静かで、空港からのタクシーもスーッと走って、料金は平常の予定の3分の2くらい。 車が多いということは、こんなにも余分に払わされているのかと、改めてラッシュでストップしたり、走ったり、詰まったりで払わされている経費を思ってしまう。
 よく日本のガイドブックなどに、フランスでのチップは料金の何%くらいが基準などと書かれていて「どの位渡したらいいのでしょうか」と訊ねられたりするが、今は不要で誰も置かない。 きちんとした請求書にはサービス料10%などとすでに書きこまれているし、タクシーなどは値上げ要求の度に、チップは不要だから値上げさせて欲しいと要求を通しているので、 もうほんの少し半端の小銭を渡せば感謝する。 昔は税務署の税金申告の査定にサービス料の収入が入る筈と、このような業種ではきっちり加算計算されていたから真剣だったのだ。

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赤木曠児郎氏 略歴
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