岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。

ゲメネー小路の小学校

【近況】

4月13日(火)〜19日(月)の一週間、東京日本橋三越本店の美術画廊で、3年ぶりの個展です。その後、半年間つづくパリでの長期展覧会があり、今年日本での唯一回の展覧会となりそうです。よろしく。
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≪既刊≫

『パリ画集・21世紀始まりのころのパリ』
マリア書房刊
ISBN4-89511-347-7
6,500円+税
この8年くらいかけて描いた、約100点の最新作素描原画を収めています。

「新書版・私のファッション屋時代」

900円+送料
株式会社 第一出版センター(担当・大崎さん)
TEL(03)3235-3051
FAX(03)3235-0158
または、展覧会場でのみ発売
 
2004年3月1日

「アッという間に二月も終わり」

 お正月休みが終わって、一ヶ月半だけ学校へ行くと、今度はスキーバカンスが、二週間ある。
 三月に入って学校へ行き、また一ヶ月学校へ行くと、今度はイースター(復活祭)の春休みが、二週間待っている。一年の半分は学校 は開いてないのだから、随分と勝手が違う。
 勉強の好きな人は、自分で自主的に好きな猛勉強して、一つの分野で成功し、超優秀と思われる人もいるし、からっきしの落ちこぼれもいるが、それで世の中のバランスが取れている。
 学校 が休み週間になると、パリの町もかなり人の気がさって、静かだなーと感じられるようになるのは、確実である。
 一月の末から、二月の始めにかけて、十日間ばかり日本に行ったが、行く前からフランスの国営ラジオ放送では、ジャーナリストがストライキ。テレビに比べて、25%給与が悪いと、待遇改善を求めて、始まったのである。帰ってもまだ続いていて、国営ラジオが一切ニュースを流さない日が、バレンタインデーの二月の十四日まで続いていた。それが終わると、スキーバカンスが始まり、人々が移動するが、今度はそこを狙って、航空管制官の待遇改善ストライキで、オルリー国内航空の空港は、三割の航空機しか飛ばない一週間。ロアシー国際空港でも一部は中止、飛ばないのだった。

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赤木曠児郎氏 略歴
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