休日の新聞キオスク
 

「パリの郵便局」

 1回は私は夕方通知を受け取って、翌日午前中にすぐ受取りに行ったが、今朝一番でもう日本への返送になっています、日本に聞いてくださいとのこと。1回は知らない間に届いて、知らない間に日本の送り主に帰っていて、送り主から問い合わせがあって分かったのであった。
 何回もそんな例があるので、私設の郵便局以外のところを使ってもらっているのだが、つい3週間前の件は、書籍なので重量と料金の関係で、EMSを利用してしまった。日本に問い合わせたら、何日に日本を出て、翌日にパリに届いています、との日本の郵便局からの回答、念のため送り状とその引受け番号の記載された書類をFAXしてもらった。その番号でフランス側のEMS引受け窓口に電話して調べてもらったら、コンピュータたたいて、まだ記録に届いていませんとのこと。3日待って音沙汰無くおかしいので再度問い合わせ、今度は区域の郵便局にあるとの回答。すぐそのFAXと番号を証拠に、局に掛け合いにいったら、局窓口でその番号をコンピュータでたたいて、確かに入っていると、荷物を探しに行って、出してくれた。日本からの回答通り、その日に入っていて、もう10日たっていて、あと3日すれば、誰に知られることもなく日本に返送され、コンピュータの上では、万全処理済みと、データだけが残り、宛先不明、料金は送り主の丸損となるのであった。これから年末に向かう折りから、日本からのEMS扱いの小包発送も多いと思うが、くれぐれもフランス向けはご用心。制度はよくても、人材が出来ていなければ、どうしようもないので。世界中が日本と同じ訳ではないのである。

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