岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。

フォルネ−図書館
(旧サンス大司教パリ屋敷)

【近況】

私の新しい画集が出来ました。
『パリ画集・21世紀始まりのころのパリ』
マリア書房刊
ISBN4-89511-347-7
6500円+税
この8年くらいかけて描いた、約100点の最新作素描原画を収めています。
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≪既刊≫

「新書版・私のファッション屋時代」

900円+送料
株式会社 第一出版センター(担当・大崎さん)
TEL(03)3235-3051
FAX(03)3235-0158
または、展覧会場でのみ発売
 
2003年9月30日

「枯れ葉の中で」

 急に涼しくなり、テラスや舗道に張りだされていた、レストラン・カッフェの椅子やテーブルを、中に引っ込めるのが目立つ。
 9月も末でもうパリの活動も再開。先週21日には日曜日夜のゴールデンアワーに20時50分から2時間47分、M6という民間チャンネル番組でラファラン首相が直接出て、現在のフランスのかかえる社会問題に答える。医療問題、学校で麻薬の大麻を吸う中高校生の激増、貧困地区の不良化、治安悪化とか、失業問題、社会保険の問題、短いルポタージュが問題点毎に報道され、司会者とその現場で働く二人の質問者が入れ代わり出て、首相に聞く。代議士なんかの間接でなくて、対話が第一のフランスらしい番組、2時間10分の番組が30分以上も延長。議論の途中でせかしたり「もう時間です」と打ち切ったりしたら、議論番組が人気なこの国では、翌日総叩きに遭うから、みんな遅らせてもトコトン充分にやる。首相も大変だと思うが、とにかく30数%の聴取率であった。

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赤木曠児郎氏 略歴
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