ノートルダム・ド・パリ
 

「黄金の季節」

 古い酒蔵倉庫群を利用して回転木馬博物館も出来ているが、1929年設立のパリ製菓・製パン学校も、1966年からここの建物を利用して入っている。 パリではたった1つの専門学校で、年間700人くらいの生徒が在籍しているそうだが、先日、偶然にも学校開放参観の日があって見学した。 これは未来のパン屋職人養成のための、説明・募集会なのであった。
 パン・菓子職人希望の子供を連れた親たちが来て、相談・登録するようになっている。 1週間のテスト期間があって、子供らがこの職業で生涯やりたいとなったら正式に授業過程に入るのだそうで、嫌だったらそこでまた普通の一般学校に変える。 この職業を選んだ子供は、普通の一般教育と平行して1・2年の勉強の後、実地のパン屋や菓子屋で実習しながら通って、もっと高度の専門教育免状まで取れる仕組みである。 授業料も、政府の助成金が支給されて、26才以下のフランス人の子供ならば、そんなに高くはなくなっている。 外国から専門勉強を志して留学する人も多いが、こちらは数倍近い、ウンと高い授業料なのも説明会で教えられた。 それでも、パリの大製粉会社が作ったこの学校、結構世界から勉強に来る人も多いそうである。

2003年4月28日 赤木 曠児郎  
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