岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。

アンバリッド橋

【近況】

赤木氏が2002年度外務大臣表彰を受けられました。
フランスで40年以上も創作活動を続け、両国の文化に貢献したのが受章の理由です。表彰式は川口大臣も出席して外務省飯倉公館で7月16日に行われました。

9月11日(水)〜17日(火)
大丸京都店美術画廊
「赤木曠児郎展 -パリ便り-」
会期中はまた連日会場にいます

10月25日(金)〜11月7日(木)
パリ15区役所ホール
「15区美術家展」
(主賓招待、20点位ならべます)
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ご要望に応え再版、装い新たに「新書版・私のファッション屋時代」が出来ました。
900円+送料
株式会社 第一出版センター(担当・大崎さん)
TEL(03)3235-3051
FAX(03)3235-0158
または、展覧会場でのみ発売
 

「まだバカンス」

 スタートして3ヶ月目のシラク派新政府も、8月に入って第一週目からバカンスで、三週間休む。大臣たちも各地に散り、休暇である。大臣付記者たちが休暇先までついてゆき、送られてくるニュースが時々報道されるていど。「政府まで休んでしまうんですから、フランスは徹底してますよ」とは、ある日本の代表的なかたのオフレコ発言。ただし目下、日本の代議士さんも、国会休みでヨーロッパ視察旅行も多い。
 前回フランスの代議士さん給与額の詮索を伝えたが、理由があって、8月に入ってバカンスに入る直前、フランス大臣給与が国民議会で70%アップ承認した。いささか突然で、絶対多数政府とはいえみんな少し唖然としたのである。いままで給与額は低く押さえ、機密費というのか、税金も申告も不要の金一封が毎月大臣に渡される習慣になっていて、大臣給与の額面が代議士一人あたりの給与より低くては不合理、とのことで、そのかわり機密費封筒はやめて、明瞭化されるという理由だけれど、とにかくサッサと給料70%アップは、やっぱり人々ワ—ッと感じたのであった。

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赤木 曠児郎 (2002年8月19日)
赤木曠児郎氏 略歴
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