岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。

ムーラン・ルージュ

【近況】

赤木氏が2002年度外務大臣表彰を受けられました。
フランスで40年以上も創作活動を続け、両国の文化に貢献したのが受章の理由です。表彰式は川口大臣も出席して外務省飯倉公館で7月16日に行われました。

9月11日(水)〜17日(火)
大丸京都店美術画廊
「赤木曠児郎展 -パリ便り-」
会期中はまた連日会場にいます

10月25日(金)〜11月7日(木)
パリ15区役所ホール
「15区美術家展」
(主賓招待、20点位ならべます)
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ご要望に応え再版、装い新たに「新書版・私のファッション屋時代」が出来ました。
900円+送料
株式会社 第一出版センター(担当・大崎さん)
TEL(03)3235-3051
FAX(03)3235-0158
または、展覧会場でのみ発売
 

「わたしのバカンス」

 日本の演歌は北に、北にだが、こちらはいっせいに南に、南にである。南に向かうハイウエーや、南仏マルセイユは、満席、交通渋滞でノロノロ運転を嘆くが、パリはゆったりで、私にとっては雑事もないし、街頭をゆっくり絵の描ける季節である。
 7月中をかけてフランス一周をする自転車フランス一周競技が、最終日曜日にシャンゼリーゼのゴールに入ると、本当のパリのバカンスに入る。自転車競技も、お金になるので、ドッパージュ、やはり今年も三等賞の選手が、興奮剤を使っていたのが発見されて、スキャンダル記事の大見出しである。「昔のオリンピックは金メダル取っても、お金とは縁遠かったが、スポーツがお金になる時代になって、不正をする人が後を絶たない」と嘆く。オリンピック、F1、ヨット、サッカー、テニス、フィギュアスケートなんでも大きな国際試合が、巨大な利権料を稼ぐ機関、ビジネスにかわってしまったのだから、国がらみの、外貨稼ぎ新型まで登場の様子である。

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赤木 曠児郎 (2002年8月2日)
赤木曠児郎氏 略歴
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