岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。

7月14日の花火

【近況】

赤木氏が2002年度外務大臣表彰を受けられました。
フランスで40年以上も創作活動を続け、両国の文化に貢献したのが受章の理由です。表彰式は川口大臣も出席して外務省飯倉公館で7月16日に行われました。

9月11日(水)〜17日(火)
大丸京都店美術画廊
「赤木曠児郎展 -パリ便り-」
会期中はまた連日会場にいます

10月25日(金)〜11月7日(木)
パリ15区役所ホール
「15区美術家展」
(主賓招待、20点位ならべます)
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ご要望に応え再版、装い新たに「新書版・私のファッション屋時代」が出来ました。
900円+送料
株式会社 第一出版センター(担当・大崎さん)
TEL(03)3235-3051
FAX(03)3235-0158
または、展覧会場でのみ発売
 

「もどってきたパリ」

 7月のはじめ、日本の大阪に、自分の個展のため行っていたので、パリを空けていた。
  もうタクシーはスイスイとパリ市内を、ラッシュにもあわず、嘘のように早く走るし、バカンスの始まっているのを痛感する。
  間に合って帰ってきた、7月14日「フランス革命記念日」の、軍隊パレードも、全部の大臣が入れ代わって、絶対多数の右翼シラク派政権大臣の顔見世ショー、演出も威風堂々と行われたような気がする。軍人に女性の進出が目ざましく20%は女性、警察隊に限ると4分の1は女性、みんな男性と足並みそろえて行進する制服姿がキリッと美しく、また違うフランス女性像である。
  前夜祭では、例年になく急に沢山のパリ郊外の町々で、夜の花火が打ち上げられ、記念日夜のメインイベント、エッフェル塔の下での花火も、色の多い銀砂子のような花火が新しく、パッと一斉に沢山の花の開くようなのが流行、社会党政権の時代と変わった、という印象を全てに受ける。全てに何かしら硬派なのである。国民の安全、治安に対する新内閣への期待が大きいからだろう。

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赤木 曠児郎 (2002年7月16日)
赤木曠児郎氏 略歴
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