フロール館
(ルーブル美術館)
 

「マロニエの季節の選挙」

 だから一挙に17名も、有名、無名、政治家、主婦、海外領土の黒人女性の立候補者まで現れて「フランス大統領候補製造工場」とまで、皮肉られています。かならず、テレビで政見放送に登場して、討論会、選挙運動の動静が報道されるのですから、いっぺんで全国版有名人になってしまうので悪くないのです。
 お勘定はというと、それも国費で、500人の市町村長さんの署名集めはたいへんですが、集められば、すぐ175万円の選挙費用助成金がもらえ、総投票数の5%以上の投票数があれば、法定選挙費上限の半分まで、つまり全部の選挙費用が、8億円相当までは、国が負担して払ってくれるのです、立て替えても戻ってきます。
 もし5%以下の得票数でも、8500万円相当までは、国で負担してもらえるのですから、悪くない産業だというわけなのです。

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