岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。
パリジャン達(2)

 

「マロニエの季節の選挙」

 マロニエの樹の白い花がいま一杯に開いています。若緑の葉の色は独特ですからとても明るい緑です。町全体に気分が明るくなります。90%が山地の日本列島ではこの色だけは分かりません。
 楠の木の新若葉、竹薮の若葉のような色だけがぱーっと沸き上がるようなこちらの緑なのです。
 始まったと思ったらもうフランス大統領の選挙も第一次投票が終わります。最初から決戦投票に残る高位得票予定の二人は決まっているようなものですから、あまりみんなが本気にしていません。
 5月5日の本当の決戦投票にはヒートするでしょうし、その一ヶ月後に行われる国民議会の国会議員の総選挙は、また大変でしょう。日本も首相が代議士さんによって選ばれるのでなく、直接国民全体の総選挙で選ばれるようになるかもしれませんね、そんな声も聞こえます。

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赤木 曠児郎 (2002年4月21日)
赤木曠児郎氏 略歴
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