雨の日に楽しめるおすすめスポット

2013年06月22日

昭和に生きた人と風景をジオラマ作品で残している山本高樹さん
昭和の風景の一コマ。木の電柱と傘のついた電球、竹竿に吊るされた洗濯物、木枠の玄関扉、川へ降りる木の階段、行き交う人々の距離感、どこか郷愁とともに温もりと愛おしさを感じます。

昭和の時代はとうに四半世紀も後ろに過ぎ、昭和初期にいたっては1世紀近くも前の時代となっていたんですね。風景も変わるはずです。激動の昭和を 彩った風景と人、さぞダイナミックだったことでしょう。その昭和の町並みとそこに住まう人々をテーマにしたジオラマ作品で残している作家さんがいます。山 本高樹さんです。新見美術館では5月16日(木)~6月30日(日)の会期で、山本高樹 昭和幻風景ジオラマ展を開催しています。

山本さんは永井荷風のファンで、(この日訪れた新見美術館にあったすべての)ジオラマ作品に荷風を登場させています。そして、永井荷風の作品がモ チーフになることも。「墨東奇譚」の舞台として有名な玉の井、現向島の情景をジオラマ化した作品もありました。荷風の作品を読んだ山本さんが何を感じ取 り、ジオラマを作り、そこの風景の一部となった荷風はまた何を考えているのだろうと思いながら、作品を見ると味わい深いですね。大きな作品では制作に半年 もかかるそうで、その間、その風景に登場する荷風をはじめ、いろんな登場人物らと会話を楽しみながら作ってるんじゃないかなあ、と想像しました。作品は細 部まで緻密で、今にもおしゃべりや雑踏の音が聞こえてきそうなんです。
建物の中まで手が込んでいるんですよと新見美術館館長の橋本吉弘さん
ジオラマはいろんな角度から眺めると、見える風景が変わります。新見美術館館長の橋本吉弘さんは、ぜひ裏側や建物の内部までじっくり見て楽しんで、とお勧 めします。2人で大田区雪谷に実在する明神湯のジオラマを覗き込んでみました。あ、ここにもいたいた! 湯につかっている荷風、その後ろのタイルには富士 山が描かれていて、(写真では映っていませんが)銭湯内には背中一面に刺青が入った人も一緒です。裏側に回ると、湯を沸かす薪を切っている人が働いていた り、女風呂の様子が丸見えだったり。かなりリアルです。
お風呂の湯を沸かすのもたいへんなことだったんだろうと想像が膨らみます
ここにいました永井荷風
リアルといっても、1/25縮尺の構造物や人形なわけですから、本物と比べるとわりとざっくりしているんです。それが不思議なことにカメラを近づけて撮影した引き延ばされた写真を見ると違和感のない昭和の風景があぶりだされるんです。匠の技ですね。
匠の技といえば、こちらも注目されています。

場所は変わって、岡山県立美術館で5月30日(金)~6月30日(日)まで開催中の美作国建国1300年記念協賛展「美作の美術展」のなかのこの作品。津山藩のお抱え絵師鍬形蕙斎(くわがたけいさい)の「江戸一目図屏風」(1809年作)です。後の葛飾北斎にも影響を与えたという鍬形蕙斎の表現力の巧みさにもうなってしまいます。

レプリカが東京スカイツリーの展望デッキに展示されているのですが、スカイツリーのない江戸時代にまるで空から(それもちょうどスカイツリーのあるあたりから)眺めたような江戸の町並みを描いているのは偶然の一致とは思えないほど。鳥瞰図としての構図の全体的な面白さ、また近寄ってじっくり眺めたときに見えてくる、町を行き交う人の声が聞こえそうな、生活の営みが見えてくるほどの描写の細やかさは天才のなせる技です。

会期中は幸運にも本物を見ることができるんですが、本物を目の前にしても緻密にしてかつスケールの大きいこの一目図屏風はあじわいポイントを見逃してしまう可能性が大です。この作品のすごさを手元で味わいたい方は美術館入り口のミュージアムショップで先に「江戸一目図屏風縮刷版(500円)」をお買い求めの上、津山郷土美術館編集の書籍「江戸一目図を歩くー鍬形蕙斎の江戸名所めぐりー(1000円)」の解説を読みながら観覧されることを強くお勧めします。百聞は一見に如かずと言いますんで、この辺で。みなさんも雨の日の美術館巡りを楽しんで下さいね。
山陽放送ラジオセンターにて江戸一目図屏風縮刷版を手にしています
アラウンドビューモニター機能搭載がうれしい日産DAYZ
あれ、こちらも鳥瞰図チックではないですか? 何が映ってるの? 岡山の水島工場で生産されたできたてホヤホヤの日産DAYZです。初めまして。軽自動車 初搭載のアラウンドビューモニターが注目度抜群。まるで上空から見たように自分の車と周辺の様子が映し出されているでしょ。この技術も巧みです〜。それも バックミラーで確認できるという使い勝手の良さは感動もの。ボタン一つでカーナビの液晶パネル上にも切り替えることが可能です。はい、こっちも一見に如か ずデス。雨天時の雨宿りでもOK、お近くの日産へお立寄りくださいね!
岡山産というのも応援したい気持ちになります日産DAYZ
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【ドライブ情報】
新見美術館 〒718-0017岡山県新見市西方361番地 TEL.0867-72-7851

模型日和下駄(山本高樹さんのウェブサイト)

岡山県立美術館 〒700-0814 岡山市北区天神町8-48 TEL.086-225-4800

津山郷土博物館 〒700-0814 岡山県津山市山下92 TEL.0868-22-4567