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東京都がPCRなど無料検査拡充、新たに薬局など160か所で

27日も新たに広島などでオミクロン株の「市中感染」が確認されるなど感染拡大への警戒が拡がる中、東京都は、27日から新たに都内の薬局など160か所余りで無料検査を始めました。発熱などの症状がなくても新型コロナ感染の不安を感じる人や、年末年始の帰省などを前に陰性を確認したい人などが、原則予約なしでPCR検査か抗原検査を受けることができます。
しかし一部の利用者からは「検査できないと言われた」や「検査に集まること自体がリスクでは?」という声も聞かれます。年末年始を前に急遽始まった「無料検査」について専門家にききました。 ■オミクロン株 国内の“市中感染” 井上貴博キャスター:12月27日の時点で、オミクロン株の日本国内の市中感染は合計27人。▼大阪14人、▼京都8人、▼愛知2人、▼東京1人、▼広島1人、▼福岡1人が確認されています。いずれにしても氷山の一角であることは間違いありませんので、ある程度広がっているということを前提に話を進めていくべきなんだろうと考えています。 ■関西圏との往来歴あり 井上キャスター:まず広島で27日に発表された方です。▼20代▼12月22日に発熱▼ワクチン2回接種▼海外渡航歴なし▼関西との往来歴あり 次に福岡で26日発表された方。▼20代男性▼12月22日に発熱・せき・のどの痛み・倦怠感▼ワクチン未接種▼海外渡航歴なし▼12月18日〜20日に大阪・京都を訪問 どちらも20代の若い方ではありますが、やはり海外のデータと照らし合わせてもオミクロン株は発熱、のどの痛み、こういったことが主な症状と言われています。 ホラン千秋キャスター:オミクロン株の感染が確認されている関西圏に移動していることが感染のリスクにつながったというふうに考えるのか、それとも気づいてないだけでどこにでもオミクロン株は潜んでる可能性あるんだから、そんなに関係ないと見るべきなのか、どちらでしょうか? 東京歯科大学市川総合病院 呼吸器内科部長 寺嶋毅医師:どちらもありうると思うんですけども、1つは関西圏で多く出ていますから、感染した方の行動歴を考えると、そことの直接あるいは間接的なリンクというケース。それともう1つは多くの自治体で、いわゆる市中感染という形で国内でも出始めてきていますから、関西圏とは関係なくて、何らかの形で海外と1つ2つぐらい水面下で連鎖してということもありうると思います。 ■東京178か所で無料検査開始 井上キャスター:そしてここから先、都道府県が力を入れるのが検査です。各自治体で無料で検査を行えるという形になるわけですが、12月27日に始めたのが東京です。 <東京の無料検査>対象:不安を感じている無症状の都民検査:PCRもしくは抗原定性検査期間:1月31日まで場所:薬局162店舗・民間のPCR検査施設16か所 身分証明書等の提示が必要です。原則として予約は必要ありません。1日約3万件を目指すということです。やり方はとてもシンプルです。処方せん受付で同意書等に記入します。その後、店内で自分で検体を採取します。今回取材に行ったウエルシア薬局では「だ液」が主な検体の採取方法でした。同意書の記入から検体採取までだいたい20分ぐらいで行えるのではないかということです。その後、薬局が検体を検査機関に送ります。2、3日後にメールで本人に検査結果が届くという形です。薬剤師の立会いがマストになりますので、店舗の営業時間ではなくて、薬剤師の勤務時間に合わせてこの手順を踏むということが必要になります。 小池百合子都知事の発言です。「PCR検査を受けていただいて濃厚接触者を増やさないこと。できるだけ早く有効な治療等を受けられるようにすること。この方針で進めていきたい」東京をはじめとする各自治体がこういったことで進めていきたいとしています。 無料検査についてネット上には様々な声があるようです。 「検査に行列ができているのを見た。それ自体が感染リスクでは」「自費だとまあまあのお値段なので無料はとてもありがたい」「希望者が多いため予約制にしていると言われ検査できなかった」「無料検査で結果は陰性。安心して帰省できる」 この検査を受けたとしても検査時点での陽性か陰性かですので、その1時間後、2時間後とかまた話が変わってくる。そういったところも大切なのかもしれません。 ホランキャスター:海外でも無料の検査場には列がもちろんできてますし、列ができないところでPCR検査を受けようとすると費用がそれなりにかかってしまったり。どの安心を選択していくのかというところで、皆さんの判断になるのかもしれないですね。 メンタルトレーニング指導士 田中ウルヴェ京さん:一番これが完璧みたいなものはやっぱりないですけれど、“ウィズコロナ”というふうに考えたときにどなたかに会わなきゃいけないとか、試合観戦をしに行く、なんていう方々がちょっとPCR検査をしておいたらいいかなと。無料でやれる、これはやはり大きいですよね。万一そこで陽性になったときはそこでわかるわけですから。無料というのは誰でも受けられるということなので、できるだけ密を避けてということにはなる。 ホランキャスター:検査をして結果が出るまでに数日時間がかかるとなってしまうと、検査をした時点では陰性だったとしても、結果が出たときには陰性なのか陽性なのかわからないというのも、前々から言われていることではありますが、PCR検査の非常に悩ましいところではありますね。 寺島医師:無料検査には2つのメリットがあると思うんです。1つは陰性を確認して例えば帰省などの行動の後押しになるということ。そういうニーズもきっと高いと思われます。ただ、検査だけでは万全ではなく、やはり感染対策が重要ですから、陰性だからといって、その後感染対策をおろそかにしていいというわけではなくて、感染対策をしっかり行った上での陰性の確認ということが大事だと思います。もう一つの目的はオミクロンになって感染力が高まっていると思われますから、濃厚接触者の定義には当てはまらないけれども、周囲に感染者がいた、あるいはいた可能性があるという場合に、早期発見、感染拡大予防に繋がるのかなと思います。(27日17:02)

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