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「政治家が隠してきたことを開示」伊藤孝恵議員の生々しい“生活”と“政策”【政治をSHARE】

今回の衆議院選挙では、2017年と比べて女性当選者の比率が9.7%と後退し、女性の政治参加は進まなかった。テレビの選挙特番では、壇上に男性が並び、唯一の女性は甲斐甲斐しい妻といった事務所の映像が散見された。変化に乏しい“政治家像”に風穴をあけたいと、国民民主党の伊藤孝恵参議院議員は少し変わったSNS発信をしている。(TBS報道局 久保田智子)
■飾らないSNS投稿 事務所にキッズスペース 公私混同だという批判 Q.伊藤孝恵さんは、SNSで積極的に発信されています。YouTube番組「伊藤たかえちゃんねる」は、ほかの議員の発信内容とはだいぶ違うように感じます。 伊藤孝恵議員(国民民主党):かしこさは0%で、生活感も溢れていますし、広く言いたいことも言っちゃっています。私が議員をしていて、1歳と3歳の子供たちがいかに寂しい思いをしているかとか、夫にどれだけの負担があるか、家族がどんな嫌な思いをしているかも含めて。「YouTubeをやるなら政策を語れ」って、先輩に怒られてるんです。でも、政治家って政策ばっかり述べているけど、その礎となる自分の人柄とか自分のバックボーンとか自分の内なる思いみたいなものを伝えないと政策って染み込んでいかないと思うんですよね。だからそういう、政治家が今まで隠してきた家族のこと、本心のこと、不満も含めて全部を情報開示です。 Q.議員活動と私生活は切り離せないということですね。確かに、伊藤さんの仕事場である国会事務所にもキッズスペースがあるそうですね。 伊藤孝恵議員:うちの下の子が待機児童で、いる場所がないので、必要に迫られてやったんです。ただ、そのことが報じられたらやっぱ1500件ぐらいクレームがきました。主たるもの議員の特権、税金で賄われる施設に子供を入れるなんて、けしからんということ。それから子供がチョロチョロしていて、議員の仕事できると思うのはナメンなよ!っていう批判。それから、子供がかわいそうだって批判。クレームすべてを読んだ上で、やっぱり私は2人を育てながら議員をしている。その中で責任を全うするっていうことを、隠さずに働こうと思いました。 ■「政策が湧き上がってくる」課題に直面している当事者だからリアルとマッチ Q.批判されても、議員活動と子育ての両立しながら働くのはなぜですか? 伊藤孝恵議員:実は私も、議員は税金から歳費が出ているので、子育てでなく24時間議員として働けと思っていました。でも、育児や介護を全部誰かにやってきてもらっている人たちが作る政策では、もう私達の生活にマッチしてないんです。じゃあどうすればいいか。政治家になっても、家族があって、この生々しい毎日を生きる中で、政策が“湧き上がって”くるべきなんだと。だからこそ、絶対成し遂げてみせるって誓えるんです。これが、誰かから言われた政策なんて1回質問したら忘れちゃうんですよ。 ■当事者が増えたら政策は変わる 私にできるから、あなたにもできる Q.今後、女性や若者など様々な当事者が政界に進出するにはどうしたらいいと考えていますか? 伊藤孝恵議員:あなたがいてくれたらもっとこの国は違う政策が生まれるんだ、だから来て欲しいと伝えたいです。YouTubeでは、今の政治家の状態をつまびらかに見せてますから、それを見てもらっておかしいと思ったり、自分も変えようと思ってもらえたら。それに、そのままの私を見せてますから、メッセージとしては、こんな私でもできるんだから、あなたにもできると思ってもらいたいです。 11月19日放送・配信の『政治をSHARE』では「女性議員は増えちゃダメ?立ちはだかる5つの壁」と題して、女性だけに限らない多様な政治家が国会にいることの意味、立候補や政治活動にどのような壁があるのかなどを、国民民主党・伊藤孝恵議員とNO YOUTH NO JAPAN代表の能條桃子さんと議論していた。

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