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あだ名は「しゅくやん」 ノーベル物理学賞の真鍋さんってどんな人?

日本中の話題をさらったノーベル物理学賞の真鍋淑郎さん。「研究が楽しくて仕方ない、面白い人生」と会見で語った御年90歳の真鍋さんはどんな人なのか。ご本人自身が語るプライベートや少年時代を知る友人からのエピソード、さらに研究者の評価などからノーベル賞受賞の“原動力”を解き明かします。
ホラン千秋キャスター:ノーベル物理学賞を受賞されました真鍋淑郎(まなべ・しゅくろう)さん90歳。ノーベル賞を日本人(アメリカ国籍を受賞した人を含む)で受賞したのは28人目ということになります。どんな方なのかというのを、現地時間5日に行われました会見などの言葉から、紐解いていきましょう。 真鍋叔郎さんコメント「気候の問題を研究するのが楽しくてしかたなかった。困難があったかもしれないけど、非常に面白い人生だと今思っています」 ホランキャスター:このように話したんです。また会見の中では、奥様についても言及されていたんですね。 真鍋淑郎さんコメント「うちの奥様がサポートしてくれなければこういう研究は絶対にできなかった。毎日彼女の手料理を楽しんでいます。中華や和食、イタリアンなど、彼女の作るすばらしい料理を食べられる私はとても恵まれた人間です」 ホランキャスター:ではどんなお人柄なのか。お話を伺ったのが小学校の同級生、大岡武重さんです。 大岡武重さんコメント「ニックネームはしゅくやん。優しくて頭がいい、当時から勉強はすごかった」 ホランキャスター:この大岡さんが目にしたという賢すぎるエピソードをご紹介します。 中学時代、台風が来ていた時に、友達が「台風はどうしたら消せる?」というふうに聞いたそうなんですね。真鍋さんがどう答えたのかといいますと「日本は水が少ないところ。台風いうのは大事なんじゃ」と、もう中学生のときから台風の重要性についてもわかっていたということなんです。 井上貴博キャスター:中学のときに、この質問すらできないですね。質問がもうすごいですね。 ホランキャスター:他にも、真鍋さんと親交のある名古屋大学の須藤健悟教授にお話を伺いました。 須藤教授コメント「真鍋先生はいつもニコニコしているが、芯が非常に強いと感じることも」 ホランキャスター:こんなふうに話したんです。ではどんなところからその芯の強さというものを感じたのか。会話の中のやりとりなのだそうです。須藤さんがある研究について「○○は××じゃないですかね?」と発言したとき、即座に真鍋さんは「それは全然違う」と。普段は優しいけれども、自分が情熱を傾けている研究などについては、かなり芯が強く、熱意も感じられるような受け答えをしていたということなんです。熱いやりとりをしていたということなんです。 井上キャスター:会見の表情を伺っていても、とても徳の高い方なんだろうなというのがビシビシと伝わってきますし、矍鑠(かくしゃく)とされていてお元気で。 オンライン直売所「食べチョク」代表 秋元里奈さん: 教え子の方々とかに会いに行ったりというのもすごく素敵なエピソードだなと思いましたし、何よりも研究が楽しくて仕方がなかったという一言が素敵だなと思いました。50年もずっと研究をされていて、私は今30歳ですけど、ずっと同じことを研究し続けられるとか夢中でいられるのは本当にすごいことだなと思って。「困難もあったけど楽しくて仕方がなかった」というのも何かすごく、元気をもらいました。 ホランキャスター:秋元さんも“頑張っている人は夢中な人には勝てない”というのをモットーにされていますが。 秋元さん:やっぱりつらいことを聞かれたら「これつらかったです」と普通に言っちゃうと思うんですけど。“困難もあったと思うけど、とにかく楽しかった”と言えるのがすごい素敵だなと思います。 井上キャスター:その質問、待ってしまいますよね。「つらいことなかったですか?」「あったんですよ」と。笑 秋元さん:前のめりでちょっと言っちゃいますよね。笑 ホランキャスター:今回気象に関する研究がノーベル賞に決まったということで、昨日から、気象予報士の森田正光さんも大変興奮しているんです。 森田さんコメント「50年前に世界に先駆けて温暖化研究の基礎をつくった真鍋さんは本当にすごい。その研究に賞を授けたノーベル財団もすごい。『温暖化についてもっと真剣に考えよう』というノーベル財団からのメッセージだと受け取った」 ホランキャスター:このように話しているんです。では、何十年もどうして難しい研究を続けられるのかという点について、真鍋さんが昨日の会見の中で・・・ 真鍋さんの会見(現地時間5日)のコメント「好奇心が研究活動すべての原動力」 ホランキャスター:やはり、かなりお好きでエンジョイしてこの研究を行っているということはわかりますよね。 井上キャスター:「人間は宇宙にロケットを技術で飛ばしたんじゃなくて好奇心で飛ばしたんだ」なんていう言葉を聞いたことがありますけど、やはりこの好奇心、そして次の世代に、今テレビをご覧の若い世代がバトンを継いでいくということになるでしょうね。 秋元さん:それこそ地球温暖化という話が出る前のもっともっと前から「なんでこうなんだろう」「なんでなんだろう」という気持ちが、今でもいろんなことに対してあるんじゃないかなと思います。現役で今もまだ活動されているということなので、あくなき好奇心っていうのは強いなと思いますね。 井上キャスター:秋元さんは経営者でいらっしゃいますけど、その観点と近いのかなと。真鍋さんが過去に「人が合点したことでも『待てよ』と、くどいほど考え続けることが自分なんだ」と。わかったふりをするのではなくて、人から聞いた話でも「なるほどね」ではなくて、そこから掘り下げる。経営者の皆さんもそういう観点があるのかな、なんていうふうに思ったんですよね。 秋元さん:やっぱり「なんでなんだろう」とか、自分と同じ意見でも違う意見でも「なんでこの人はそう考えるんだろう」「本当にそうなんだっけ」というのは、私自身確かに考えるようにしているんですけど。好奇心って、多分、もう湧き出てくるものなのかなと思うので、そこは本当に真鍋さんの素晴らしさだなと感じました。 井上キャスター:この後も様々なメッセージを発していただきたいなと感じます。(06日17:00)

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