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12歳未満のワクチン接種どうなる?治験者になったアメリカの9歳女の子に聞いた

アメリカ中西部ミズーリ州に暮らすハナ・リッピーさん(9)は8月に1度目、9月に2度目のモデルナ製の新型コロナワクチンの接種を受けました。まだ12歳未満は接種の対象になっておらず、臨床試験に参加しての接種でした。なぜ治験者になったのか?不安は?そして副反応は?ハナさんに聞きました(2度目接種1週間後の9月22日にZOOMで取材)。
■ワクチン臨床試験に参加の経緯 ハナ・リッピーさん(9歳、以下ハナさん):友達のお母さんが看護師で、こういう臨床試験があると教えてくれた。わたしのお母さんがとりあえず申請だけして「こういうのがあるけどやってみる?」と聞いてきたから「やりたい!」と言った。「やっぱりやりたくないって思ったらやらなくていいよ」とお母さんは言ってたけどやり遂げた! 母・カレンさん:最終的な決断はハナ自身に委ねて見守りました。 ■なぜ治験者に ハナさん:世界中の医師や子どもたちの手助けになりたかった。わたしのような子ども治験者がワクチンを受けたことで、お医者さんが子どもたちにワクチンを打てるし、子どもたちも安心して打てるよう助けになりたかったのと、歴史の一部になりたかった。 母・カレンさん:とても勇気あることで誇りに思う。娘はぜんそくがあるからコロナにかかったら大変だと思うし、副反応は心配だったけど、ワクチンを打てたのは結果的によかった。 ■不安は? ハナさん:1回目(8月13日)の前はこわいなって思って、2回目(9月15日)のときは緊張したし、不安になった。でも注射をするときはいつもそんな気持ちになるから。チクッてしてすぐ終わるってわかってるんだけど。でも2回目のときはいつもより不安に感じたなあ、なんでだかよくわからないけど。 ■副反応は? ハナさん:地元の病院で受けたんだけど、たくさん採血されたし、お母さんがたくさん書類にサインをしてそれに時間がかかったの。2時間って言われたけど4時間はかかった。副反応だけど、1回目のあとはなにも起きなかった。2回目の接種の翌日にとても体調が悪くなった。熱は出なかったけど熱っぽさもあって。あとは頭がすごく痛くなってずっとソファで横になってた。一晩寝たら大丈夫になった。接種翌日は学校でイベントがあってみんなにアイスが配られたんだけど休んだからもらえなかったのがいまだに残念。 ■現在の日常生活は? ハナさん:学校にはもう毎日通っているけど、体育の授業と昼ごはんのとき以外はマスクをしてる。体育でも走りまわるみたいな運動をしているときとか先生が外していいと言うときは外してもいいけど、列になって並んでいるときとかはマスクをしてる。学区によってルールは少し違うみたいだけど、基本的には学校では例外なくマスクをしていないといけない。 ■コロナが終息したら ハナさん:BETTERになってほしい!! 記者:How better? ハナさん:better! a lot better!(とにかくめっちゃベターに!) 記者:どこに旅行したいですか? ハナさん:ぜひ日本に行ってみたい(東京とZOOMをしていると聞いて興奮気味のハナさん)!YouTubeで日本の自動販売機を見たけど、スライドして動くのがすごいなって思ったから、実際に見てみたい!彫刻レストランも楽しそうだったから行ってみたいです。 〈聞き手:報道局デジタル編集部 遠藤弥生〉 新型コロナワクチンは12歳未満はまだ接種対象になっていませんが、各社が臨床試験を進め、ファイザーは5歳から11歳にも「有効」だとする結果を発表しました。10月下旬にも12歳未満への接種を始めるという報道もあります。子どもへの接種について、悩んでいる親御さんもいらっしゃると思います。接種はそれぞれの判断です。ただアメリカだけでなく、世界中で、子どもへの実際の接種に至るまでには、このような勇気ある小さな治験者がいるということを忘れてはいけないと思います。(03日15:50)

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