阿部ひろみ

Vol.51 <12月1日>

岡山県内一市町村ずつ作品を紹介していきます。


みなさまこんにちは、いかがお過ごしですか?
先日、備中松山城に登ってきました(行くというより登るという方がしっくりきますね)。おととしの春に登ったきり、久しぶりの登城です。前に登った時は、初めてだったので、長い道のりも楽しく、期待に胸をふくらませながらでしたが、今回は、しんどかったです。寒いし、わたしたち夫婦のほかには誰もいないし、山城に2回も行く意味があるのだろうかと、途中何度も挫折したりしていました(大げさ?)。だいたい、紅葉しているっていう情報があって向かっているのに、さっきから上から降りてくる人もいなければ、後から追いかけてくる人(休み休みだったので)もいない。もう枯れちゃっているんじゃないの?と主人に文句を言ってみようと思ったけれど、わたしのぐちが増えてきたのを悟ってか、ずいぶん前を歩いている。やがて、見えてきた城壁と松山城、「わあ、きれい!」とその一言で、すべてが救われた。疲れもふっとんだ。「来て良かったねぇ。」とにこやかに笑うわたしを見て、「そうだね。」と苦笑いの主人。見ればずいぶん汗をかいている。いつも付き合わせてすみません。ひとりじゃ、さみしいもんで。

今月は、「高梁市」です。
平成16年10月1日、高梁市、有漢町、成羽町、川上町、備中町の1市4町が合併して、新「高梁市」が誕生しました。 旧市町ごとに旅してきました。

高梁市


「備中松山城」高梁

上記の通り、紅葉の備中松山城です。実は、早朝に行ったので、スケッチして帰る頃には、外人さんも含め、たくさんの人が上がってきていました。やっぱり、またいつか登城したいと思います。


「石の風車」有漢

あれこんな形じゃなかったなあと思うのも当たり前、「有漢農村公園」に来ていました。景色は頭に焼き付いているのに、道はあまり覚えていません。「場所を点で覚えている。」とよく人に言われます。


「ベンガラ館」成羽

ベンガラ色に染まっている建物。その色合いを出すのが難しそうなので、前はベンガラ和紙で町並みを描きました。今回は、素からその色が出るように工夫して描きました。


「弥高山山頂」川上

県北は秋になると、朝方、霧が出ます。晴れる日の朝は、特に濃い霧です。5メートル先が見えない中を車で運転していると、ひやっとすることがあります。そんな霧も、山上から見ると幻想的ですね。


「用瀬小屋」備中

ここを描くのも2回目です。でも今回描くにあたって、用瀬は「ようぜ」と読むと知りました。約5年もの間、ずっと「もちがせ」と言っていました。東京の何人かに訂正しなくちゃいけないなあ。
いかがでしたか?今回は、以上になります。
次回は、「岡山市」です。

Back