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香川菅公学生服
アンサーチ

松野安伸 社長

2019年9月2日(月)

 ——夢を一言でお聞かせください。

松野:通学用品と音楽を通じて、子どもたちへ教育支援をしたい。

——学生服や学校用品の卸売などを行っておられますが、どんな思いでお仕事をなさっておられますか。

松野:制服や学校用品の販売を通じて、学校生活が楽しくなるようなお手伝いをさせていただきたいと思っております。

——学生服の魅力やメリットについて教えてください。

松野:制服とか学校用品は、みんなが規則正しく同じものを身につけることで、けじめを育てられるメリットがあります。忙しい朝に、「何を着ていこうか」「どれにしようか」と迷うことなく、制服を着るだけで気持ちが切り替わります。そして学校から帰ったらホームウエアに着替える。そうやってけじめをつけ、生活シーンを転換するという面でも、制服が役立っているのではないかと思っております。

——香川では、制服の割合はどのような状況なのでしょうか。

松野:香川県では現在、公立の小学校・中学校・高校の100%が制服(標準服)を採用しています。制服は長い目で見れば経済的ですし、毎日着ることで愛校心も芽生えてきます。制服の良さが大いに発揮できている県だと思っております。

——100%採用というのは驚きです。

松野:他県にはなかなかないですね。過去には、個性がつぶされるということで制服廃止の機運が高まったこともあったのですが、個性というものは、国語・算数・理科・社会・道徳といったものが全て身についてから芽生えてくるものです。香川県には、そうした私どもの意見も取り入れていただき、おかげさまで制服の良さを大事にしていただいています。

——教育支援を行う会社「アンサーチ」の社長も務めておられます。力を入れて取り組まれている教育支援の仕組みはどのようなものでしょうか。

松野:私どもは、学校指定の体操服に「アンサーチ(ANSERch)」マークを取り付けております。このマークのついた商品の販売点数に応じて、学校教育設備の充実を図るための助成をさせていただいております。この「アンサーチ」というのは消費者の方が「安(あん)心して探せる(サーチ)」ということで、私たちが考案した造語です。

——具体的にどのようなものを助成しているのでしょうか。

松野:ここ10年間には、毎年数校に限られますが、年間約100万円程度、学校が必要とする品物を助成させていただいております。例えばシンセサイザーなどの楽器や、逆上がり練習器といったものもあります。このほか、音楽指導の支援ということで、子どもたちがふるさとの民謡をいかにうまく披露できるかということでもお手伝いさせていただいております。

——松野社長には、皆さんに親しまれているニックネームがあるとうかがっています。

松野:小学校の校歌2つと幼稚園・保育園の園歌2つを、平成の初めころに作らせていただきまして、それからは私が勝手に「さぬきのモーツァルト」を自称しているんです。小学校などに出向いて私の作った曲などを披露し、音楽というものは簡単に楽しめるものなんだということを紹介したり、声楽家やフルート演奏者を連れて行って音楽の楽しさを伝えるといった活動をしております。
最近の子どもさんは、楽器も歌も比較的上手です。音楽を通して、子どもたちが自分の力を発揮できるきっかけをつくりたい。子どもが輝いて見えるステージづくりのお手伝いをさせていただければと考えています。

——香川の子どもたちへの願いは。

松野:殺伐とした世の中でいろいろなことが起こっていますが、ぜひ、瀬戸内海の穏やかな景色の下で、穏やかに育って欲しいと思います。いつも笑っていられる子どもたちをつくっていきたいと考えています。

——今後の展望は。

松野:「ふるさとみんなで教育支援」を合言葉に、これからは香川にとどまらず、中四国に教育支援の輪を広げていきたいです。ふるさとみんなで、子どもたちの健全な成長を見守ってきたいと思っています。

松野 安伸(まつの やすのぶ)

香川菅公学生服株式会社 代表取締役社長
アンサーチ株式会社 代表取締役社長
一般社団法人教育コミュニティ 理事長

昭和28(1953)年大阪府生まれ。小学校から高松市在住。昭和51(1976)年関西大学経済学部卒業。サラリーマン生活を経て、昭和62(1987)年音楽活動開始。高松市立木太北部小学校、宇多津北小学校、弦打幼稚園などの校歌、園歌を作曲。平成3(1991)年ラジオ出演、現在、RSK山陽放送でテレビ番組にレギュラー出演中。平成23(2011)年社団法人教育コミュニティ設立、理事長に就任。ベルマーク収集運動など教育支援活動を推進している。趣味はゴルフ、仕事以外の音楽。