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あなぶきメディカルケア

大谷佳久 社長

2019年8月26日(月)

 ——夢を一言でお聞かせください。

大谷:介護サービスを通じて、安心な暮らしと、自分らしく生きる喜びをご提供します。

——有料老人ホームや介護事業などを展開し、香川や岡山をはじめ関西や九州などで31の施設を運営されていますが、御社の介護サービスの特徴についてお聞かせ下さい。

大谷:あなぶきメディカルケアの特徴は、各施設が利便性の高い場所に立地していることです。また、介護サービスについては、軽度の方から重度の方まで幅広い方に入居していただけるよう、サービス内容を充実させております。看護師が常駐することで「介護」だけでなく「看護」の面まで対応するなど、幅広いニーズに応えられる体制を整えています。
また当社の施設は、多くの方と関わりあえる場所として展開しています。地域住民とも交流できますし、施設が主要駅の近くに立地していることもあって刺激が多いです。できるだけ外部と積極的に関わりが持てるように、人の出入りが多い活気のある施設を目指して運営しています。

——「安心な暮らし」や「生きる喜び」の実現に向けて、どういったアプローチをされているのでしょうか。

大谷:サービスを行う上では、入居者の方の気持ちを大切にして、ご本人のご意向や価値観を十分にくみ取り、その方に合ったサービスを提供することを心掛けています。入居者のみなさんはそれぞれ目標が異なりますので、まずはその方に合わせたケアプランを作成し、それを職員全員が共有しながらブラッシュアップすることで、その方らしい生き方をサポートする体制を整えています。

——「アルファリビング高松紺屋町」にはどんな特徴があるのでしょうか。

大谷:この「アルファリビング高松紺屋町」は複合型施設になっています。老人ホームですが、1階にはデイサービスとクリニックがあり、さらに隣には分譲マンションがあるといったように、街区全体を一括して開発しました。これによって、タテ・ヨコといろいろな交流が生まれる施設になっていると思います。周囲には、なじみのある商店街やデパート、公園といった都市機能が充実していますので、日常生活が便利になっただけでなく、ご家族の方も訪問しやすいと評判です。

——お住まいの方にとって複合施設にはどんなメリットがあるでしょうか。

大谷:下層階にクリニックがあるので、いざというときに安心して受診することができます。また往診サービスもありますので、天候・季節に関係なく、いつでも医療サービスを受けられるという安心感があり、これが大きなメリットだと言えます。隣の分譲マンションにご家族がお住まいのケースもあり、これも大きな安心につながっています。親子入居であるとか、ご夫婦揃っての入居の例もあるほどです。

——これだけの施設が整った環境は珍しいですね。

大谷:この場所で複合施設という例は珍しいと思います。従来からあるような郊外型施設ではなく、主要駅近くの街中にあるというところがポイントです。車に乗らなくても周りに何でも揃っていて、社会とのつながりを感じられる場所。コンパクトシティの波の中で、みなさんが自分らしく生きる支えになっていると自負しています。

——今後はどんな介護サービスが求められると考えておられますか。

大谷:介護は機械やロボットがすることではありません。サービスを提供するうえでは、コミュニケーション能力が求められます。やはり対話の数で情報量も変わってきますから、より良いコミュニケーションをとり、その方の価値観を把握した上でサービスを提供するという流れを作っていかなければなりません。きちんとケアプランを作成し、中長期的視点でサービスを提供していくことが大事だと考えています。そして、介護だけでなく医療の面でのサポート体制も強化しながら、幅広い方にご利用いただける施設にしていきたいと思っております。
高齢化社会はこれからがますます本番といわれておりますが、高齢者の方にも当然、ニーズの多様化が広がっていくと思われます。我々としては、よりサービスの質を高めて、選ばれる会社に成長していきたいと思っております。

——現在は人手不足が叫ばれていますが、その点はいかがでしょうか。

大谷:これも施設の立地がたいへん重要で、都心であれば付近の人口密度が高いぶんスタッフを集めやすいメリットがあります。
また当社では現在、新卒の採用に力を入れておりますが、あわせて、外国人の留学生へもアプローチしています。関連の学校法人「穴吹学園では、日本語学校と介護の専門学校を運営しており、そこに入学してもらった外国人の方に、卒業後に当社に入社いただくケースがあります。在学中は当社から奨学金を提供することで生徒さんの生活を支え、またアルバイトにも来ていただきながら、卒業までサポートしています。そうした外国人留学生の採用が、コンスタントな雇用につながっています。

——「穴吹」というブランドの、グループとしての強みが活かされていますね。

大谷:やはりグループのシナジー効果は十分に発揮できていると思います。サービスの面でもかなりの数のグループ会社が協力しあっていますし、ご家族が穴吹グループの分譲マンションに住まれている方も多く、そのつながりでご入居に至るケースも多々ある状況です。

——これからどんな企業を目指していかれますか。

大谷:現在、穴吹グループは32社で構成されていますが、グループのスローガンに「“知”域で生み出すわくわく感」というのがあります。「知」は知識の「知」です。グループの“知”を結集して、それぞれの地域に求められる価値を提供していこうというものです。今後も引き続き、グループの総力を挙げて介護事業に取り組んで参りたいと思っております。

大谷 佳久(おおたに よしひさ)

あなぶきメディカルケア株式会社 代表取締役社長

昭和42(1967)年香川県仲多度郡満濃町(現まんのう町)生まれ。平成2(1990)年あなぶき興産株式会社入社。平成13(2001)年あなぶき興産株式会社神戸営業所(現大阪支店)所長。平成18(2006)年あなぶき興産株式会社執行役員就任。平成21(2009)年あなぶきメディカルケア株式会社設立、代表取締役就任(現任)。平成24(2012年)株式会社クリエアナブキ取締役就任(現任)。平成28(2016)年あなぶきヘルスケア株式会社代表取締役就任(現任)、あなぶき興産株式会社取締役就任(現任)。