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平和タクシー

西下ゆう司 副社長 副社長

2017年11月27日(月)

——夢をお聞かせください。

西下:お客さまに幸せを感じていただけるタクシーを目指します。

——岡山県内に4つの営業所を展開する岡山市北区の平和タクシー。所有する169台のうち車いすに対応するタクシーは26台にのぼります。特に力を入れておられるのはどういう事業でしょうか。

西下:高齢者を対象とした「アテンドサービス」を始めております。従来でやってきたのは、介護サポートを基本とした必要なお手伝いでしたが、さらにそれを超えたサービス、例えば一人で病院に出掛けられた際の、検診の受け付けとか院内での移動、重い物や大きな物の買い物の手伝いなどをしております。

——これまでとの違いはどういったところにあるのでしょうか。

西下:これまで(乗降介助の)介護保険を中心とした営業をさせていただいておりましたが、その範囲ですと、ご自宅から病院までをお送りするだけで、院内の介助はできないという制限がありました。そこをなんとかしてあげたいという気持ちからアテンドサービスをやっております。

——このサービスを始めようと思われたのは、どういう時代背景を考えられてのことでしょうか。

西下:これまで15年ほど介護事業をさせていただいてきて、高齢者の方の要望は一人ひとり違い、均一的なサービスでは対応できなくなっていると考えたからです。そこで、一歩踏み込んだ、利用者さんにとって使いやすいサービスということで料金化してやっております。

——車椅子のまま乗れるという車両も、たくさんお持ちですよね。

西下:今は予約を中心にしておりますが、急な利用にも対応できるように今後はこういった車両を増やしていき、いろんな方に使いやすいタクシーとして利用していただきたいと思っています。

——タブレットを活用されているということですが、どんなふうに使われているのでしょうか。

西下:迅速な情報の共有化と事務作業の軽減を図ることによって、さらなるスキルアップや介護サポートの充実を目指しています。今まで利用者情報を紙で管理していましたが、それらをタブレットに入れることによって、すぐに利用者さんの状態が分かり、それに地図も付けています。送迎に行く方々がどうしても多くなるので、そういった一人ひとりに対応していくために、タブレットを取り入れて利用しています。

——利用者の方もかなり喜ばれているのではないでしょうか。

西下:「前より対応が良くなったね」と、言っていただいております。利用者の方により楽しく安全に乗っていただけるよう、いろいろなことにチャレンジして、より快適に過ごしていただけるサービスを提供していきたいと思っています。

——岡山という地域の中で、どんな企業でありたいとお考えでしょうか。

西下:岡山で創業し、創業者から前社長につないだ歴史に甘んじることなく、これまでのお客さまに加えて、目や耳の不自由な方や子ども、妊婦の方など、困っている人を助けていきたいという思いをつなげていきたいと思います。

——これからは移動手段ということだけではなく、移動手段にプラスしてどういうことを目指しておられますか。

西下:これまではただドライバーでしたが、これからは街のサポーターとして「あそこに頼んだら、自分が外出できるだけでなく、いろんなことが達成できて楽しくなる」と思っていただける企業でありたいと思っています。

——ありがとうございました。

西下ゆう司 副社長(にししたゆうじ)

昭和59(1984)年岡山市生まれ。
法政大学工学部卒業後同大学大学院工学研究科へ。終了後、平成22(2010)年に山九株式会社入社。平成25(2013)年5月平和タクシーに入社、取締役に。平成29(2017)年4月から取締役副社長。