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岡山県医師会

石川 紘 会長

2017年10月30日(月)

——夢をお聞かせください。

石川:岡山県医師会は、多くの方々の健康寿命をのばしたい。

——県民の保健・医療・福祉の向上のためさまざまな事業を展開する岡山県医師会。昨年3月、JR岡山駅西口に直結する岡山県医師会館が完成しました。どのような思いで、この新しい医師会館をつくられたのでしょうか。

石川:一人でも多くの県民の方々に、我々とのふれあいの機会を持つことで、ご自分の健康に関心を持ち、健康寿命の延伸を図っていただきたいと思い、新しい県医師会館をこのたび新築致しました。

——どのような魅力や特徴がある会館でしょうか?

石川:交通を含めて利便性豊かな利点を生かして、研修や県民公開講座など多くの皆様に足を運んでいただきたいと思っています。
10月は乳がん撲滅のためのピンクリボン活動月間で、一人でも多くの方に検診を受けていただきたいという目的で、コンサートを催しました。女性のがんで一番多いのが乳がんですから、少しでも早く発見してその後の健康に支障が無いようにしたいと思っています。

——会場となった「三木記念ホール」、大変素晴らしいホールですね。ホールの名前の由来と、顕彰ギャラリーが設けられていることについてお教えください。

石川:三木行治先生の「三木」という名前をいただき、このホールの名前に付けさせていただきました。三木行治先生は医師であり政治家であり、岡山県知事としては4期務められた偉大な我々の先輩医師です。そして、先生は、岡山県の医療・福祉・保健活動や工業の発展にも尽くされました。私たちもその先生の遺志を継ぐべく業績を残したいという思いから、このような立派なギャラリーをつくらせていただきました。

——これから超高齢化社会になり、在宅での医療の需要が増えてくるのではと思いますが、どんなふうに変化していくと見ていらっしゃいますか。

石川:最近では「地域包括ケア」という言葉をよく耳にされると思います。これは多少の病気があっても在宅で治して、また活動して欲しいということで、「在宅医療」「在宅ケア」とも言われています。これを進める活動を、医師会が中心となって他の医療関係の団体の方としばしば会合を持ち、国や県の方針に従って続けているところです。

——これから介護を必要とされる方がどんどん増えて来ると思いますが、いかに介護を快適にしていくかということも医師会の活動の一つになるのでしょうか?

石川:介護される方の身になるということを理解することは、非常に大事です。特に医療関係者は、相手の心、相手の立場に立つということは非常に大事です。総合病院で医師や関係の方々が集まって、実際に自分が介護を体験するということをやりました。お互いに患者になって、入浴の際、動かない体になったつもりで介護し合うという体験をするという事業を始めました。とにかく介護される人の立場になって介護をするということを、我々もこれからはもっと意識していく、そういう体制を整えていくことを心掛けております。

——今後、県民の皆さんがこの場でいろんな情報に触れたりお医者様に接したりして、どんなふうに発展していくことを期待されていますか?

石川:県民一人ひとりが、「今日よりも明日が幸せ」、「人生、いつだって今が最高」という状態を自覚できるように、皆様とのふれあいを少しでも多く持ち、私たちが皆様方の健康に寄与できるよう、医師会全体で努力して参ろうという所存です。

石川 紘(いしかわ こう)

岡山県医師会会長

昭和14年生まれ。昭和40年岡山大学医学部卒業。昭和61年4月倉敷医師会理事、同会副会長。平成6年岡山県医師会理事、平成18年岡山県医師会副会長、日本医師会代議員、平成25年6月岡山県医師会会長に就任。
岡山県健康づくり財団理事長、岡山県産業保健総合支援センター所長、日本医師会産業保健委員会委員なども務める。