4月25日(水)午後8:00~8:57

バスが消える~路線バス廃止問題の波紋~

今年2月 岡山最大手のバス事業者が突如発表した内容に衝撃が走った。
31路線の廃止届を提出…
基幹路線に、他社の新規参入が認可されれば、経営が行き詰まり、他の赤字路線を維持できなくなるとの問題提起だった。
競争と路線の維持。その両立が困難な地方の現状が明らかになり、全国で路線バス論争が巻き起こった。

2002年の国の規制緩和以降、過当競争に陥りバス業界は経営に苦しんでいる。
地方では次々に赤字路線のバスが消え、移動手段がなくなっている。
岡山のバス会社が運行する路線でも3月いっぱいで路線が廃止になった地域がある。
生活の足を失った住民は、「地域がますます衰退する」と嘆く。

不採算に苦しむバス事業者、路線バス廃止で生活の足を失った住民…。
国や地方自治体は、この問題にどう向き合うのか?路線バス廃止問題を検証した。