7月26日(水)午後7:58~8:53

イリコに沸く島~伊吹島の夏2017~

(左)イリコ漁伝統の箱まわし(右)イリコ漁の様子
大漁旗を掲げ真夏の海を疾走する2艘の漁船。島の守り神「えべっさん」を船に乗せ大漁を、そして漁の安全をと長年続けられてきた明神祭の様子だ。
「島には信仰が色濃く残る、それは漁師町だから」と海上タクシーの船長は言う。
香川県観音寺市の沖合い10キロにある伊吹島。いわずと知れたイリコ漁(カタクチイワシ漁)の島だ。人口550人、過疎が進んでいる。
そんな伊吹に夏が来た。普段3人しかいない伊吹保育所が16人にふくれあがる。
6月12日、イリコ漁の解禁。2艘連結してのパッチ網船が燧灘を突き進む。
過疎高齢の島が活気付く。島のあらゆる場に神を感じながら暮らす人たちがいる。
人知の及ばない漁の暮らし、ここだけの神事・慣習が数多く残るとも聞く。
イリコ漁に沸く伊吹島の夏を取材した。

写真=(上)明神祭
(左)イリコ漁伝統の箱まわし
(右)イリコ漁の様子