「ビーチ姿のパリ」

今朝のニュースは、フランスの東部の町で起こったニュースで占められている。2008年に交通事故で植物人間になり意識不明、病院のベッドの上で生かされ続けていた男性である。32才の時の事故で、今はもう43才になる。薬の処置をストップして、皆を無益に苦しめるより静かにあの世に行かせて欲しいという奥さんの願いと、何時までも出来る限り生かすべきと反対する両親の間での裁判争いが2013年から始まり、フランス中の注目だったのである。裁判所の判定で今年初め、治療ストップが認められたが、両親側の裁判申し立てでまた生かし続けることになり、それからまたストップが許可になって、2019年7月、結局ストップ9日目にあの世に旅立ったのである。どちらの側にも言い分があり、従来の医療法規上からも、大問題だったのである。日本でも、きっと沢山同様なケースはあると思い、テレビから目が離せない。

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