岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。

2014年12月10日

「2015間近か」

 海外投票で、日本の衆議院議員選挙を済ませる。  
 シャンゼリーゼに年末イルミネーションが入る。期間6週間、80万個のLEDランプが使われるが、電力の消費量は、昨年の4分の1で済むというから、ノーベル賞の発明は凄いものだと実感する。
 白い山小屋風特設年末ショップが200軒近く、シャンゼリーゼ公園を埋め、恒例の年末縁日風景である。食べ物、メリーゴーラウンド、雑貨土産品、衣料、地方特産品、移動縁日屋が店を並べている。そのバックに1900年パリ万博のパビリオンだった建物「グランパレ」が聳え、今年は「大北斎展」の看板が君臨している。各区の区役所前の広場でも、似たようなイベントが企画され賑わう。家族連れが終日ぞろぞろと大混雑、それに観光客が加わり地下鉄駅など身動きもできない押すな押すなである。レストラン、商店、高級商店一杯あるパリなのに、どうしてこんなものがフランス人は好きなのだろうと、不思議なくらい人出である。

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