「ヨーロッパのGW」

 今の話題は「フクシマ」、何があってもスグ大きく報道され、世界の心配の種。良く見せようと隠すほど、日本人が信用を失っている。どんどん真実を、世界にどうしてくれると、開き直ってぶっつけるべきである。次はスペイン産胡瓜への疑いからから始まってモヤシに移り、とにかく生鮮野菜のビールス菌から、ドイツに沢山死者が出て大騒動の話題。サラダ市場は敬遠でサッパリだし、ピックルス(胡瓜の酢漬け)の欠かせないロシアが、ヨーロッパ諸国から生野菜の輸入禁止をして農家が騒いでいる。ヨーロッパが補償金を決めて少し静まったが、原因はまだ不明。昔、日本にも学校給食のカイワレナ騒動というのが、関西で起こったが、これのヨーロッパ版。目下死者28名(内ドイツ18、フランス3)と、報道されている。
 フランスの連日トップは、DSK(ドミニック・シュトラウス・カーンの頭文字)。この話題が5月14日以来、マスコミを賑わして「ツナミ」記事など吹っ飛ばしてしまった。IMF国際通貨基金の専務理事で、来年のフランス大統領選挙には第一有力候補の人気者だった人が、アメリカのニューヨークで、セックススキャンダルに巻き込まれ、いろいろと過去の癖までが表面に出されて、一夜にして問題外の人に消え去ってしまった事件。あまり大きく日本では遠いヨーロッパのことなので伝えられないが、最大の関心事。政治の執念の恐ろしいのは、西も東もおなじである。

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