岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。
ブルボン河岸の屋敷の門(2)
ブルボン河岸の屋敷の門(2)


【近況】
  
11月12日〜16日
  「サロン・ドートンヌ展」
(シャンペレ会場・パリ)
  
12月10日〜13日
  「SNBA展」
(カルーセル・デュ・ルーブル会場・パリ)
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≪新刊≫

『アカギの版画パリ百景』
マリア書房(京都)
1,260円(税込み)
一部大手書店に出ていますが、個展会場で販売予定。


≪既刊≫

『パリ画集・21世紀始まりのころのパリ』
マリア書房刊
ISBN4-89511-347-7
6,500円+税
この8年くらいかけて描いた、約100点の最新作素描原画を収めています。

「新書版・私のファッション屋時代」

900円+送料
講談社エディトリアル・株式会社第一出版センター(担当・大崎さん)
TEL(03)5319-4150
FAX(03)3944-5241
または、展覧会場でのみ発売
 
2009年11月12日

「何でもありのパリ」

 10月、前大統領だったシラクさんが、裁判所の拘引状をうける。元首相が二人も、裁判問題を抱えている。現職時代の税金の不正使用を、役職上の免責期限失効で、いま追及されているのである。この国で、元の首相が裁判になるのは、ルイ16世、ペタン元帥についで3人目だとか、マスコミの見出しは派手々々しくて、昨日のことも今日は分からない。フランス革命の時代も、庶民の目にはこうだったのだろうかと、いくら情報機能の発達した今日とはいえ、歴史を見る目の難しさを思うのである。大統領が代わり、政権交替とは、こんなことだろう。噂話をしながら、庶民の日常の暮らしは変わらず続く。


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赤木曠児郎氏 略歴
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