パリ大学都市日本館(青)
パリ大学都市日本館(青)
 

「ストライキの話しばかり」

 どちらを向いても全面ストやデモの話しばかり。それで大統領はセッセと外国に出掛けては国際外交で国民の目を逸らせようと、飛び回って精を出す。要は国内にいては問題に直面しなければならないから、外に目を向けさせる手段なのである。どこの国でも一国の代表や大臣が、外交問題にかこつけて、時間があると外国に足を運ぶのは、国内に居られないからのケースが多く、政府の評判の好悪の目安となる。国際外交を理由に、頻繁に外国に出掛けるのが目立つようになると、たいがい国内での政府人気は危うくなっている。サミットなどと言っても、要は各国首脳同業のお互いの、税金使っての息抜き、助け合いに近い。それぞれ記者団を同行して自国に向けて報道、さも仕事をしているように見える仕掛けが出来ている。
 シャンゼリーゼの大通りにも、またクリスマスセールの年末イルミネーションが取り付けられているが、今年の景気は、どうなのだろうか?

2007年11月12日 赤木 曠児郎  
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