岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。
アルセナル図書館

【近況】

9月13日〜19日
 大丸京都店美術画廊
 近作展
 17日15時 本人ギャラリー・トーク
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≪既刊≫

『パリ画集・21世紀始まりのころのパリ』
マリア書房刊
ISBN4-89511-347-7
6,500円+税
この8年くらいかけて描いた、約100点の最新作素描原画を収めています。

「新書版・私のファッション屋時代」

900円+送料
講談社エディトリアル・株式会社第一出版センター(担当・大崎さん)
TEL(03)5319-4150
FAX(03)3944-5241
または、展覧会場でのみ発売
 
2006年9月5日

「近頃の流行」

 9月から6月までの、またヨーロッパの進学年度がはじまった。小学校新入学児童一人一人につき268ユーロ(約4万円相当)の入学援助金が8月半ばに配られ、これを狙って学童用品や衣料品の店は入学支度の商戦を一斉に展開。背負うランドセルスタイルは売れなくなって、コマ付きの引っ張る通学カバンが新人気だとか。
 考えてみれば、近年は大人の旅行鞄も100%みんなコマ付きである。目方の掛かるボストンバッグなんて珍しい。
 バカンスの間に結婚式を開く人の多くなったのも、近年の流行だろうか。一緒に住んでいるのは当たり前、平常は夫婦共稼ぎで忙しいから、両方の休みがとれるこの時期に開こうという訳らしい。それもバカンス先で馴染みの田舎とか、家族の出身地の郷里でとか田舎が多い。昨年もあって、あまり遠いので失礼したが、今年もまた2組に招かれて、1組はパリ郊外の町で問題なかったが、もう1組はフランス中央山脈火山地帯、地中海に近い方の山中の南端、700キロ、友人の娘さん、パリに自分で店も持っているが、同業の男性と暮らし、二人に3歳の男児もある。今回主人の両親の出身地で、屋敷のある田舎の教会で正式に挙式と決めたのだそうである。

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赤木曠児郎氏 略歴
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