岡山市出身でフランスのパリを拠点に活躍する画家、赤木曠児郎さんから月に1回程度「パリ通信」を送っていただいています。
パレロワイアル広場

【近況】

3月1日
〜4月4日  
画廊「Galerie de Paris」にて、招待展
約20点展示
4月  アンデパンダン展
5月  パリ郊外キンシー・スー・ボア市展
主賓招待7点展示
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≪既刊≫

『パリ画集・21世紀始まりのころのパリ』
マリア書房刊
ISBN4-89511-347-7
6,500円+税
この8年くらいかけて描いた、約100点の最新作素描原画を収めています。

「新書版・私のファッション屋時代」

900円+送料
講談社エディトリアル・株式会社第一出版センター(担当・大崎さん)
TEL(03)5319-4150
FAX(03)3944-5241
または、展覧会場でのみ発売
 
2006年3月2日

「春」

 バブルの弾けていらい、節約々々で何事も引き締めることが流行のようだった日本にも、少し春がもどって来たのだろうか、経済企画庁のようなところの言葉だと「景気が回復傾向に」などというのだが、引っ込んでしまっては、近年の中国や韓国の進出ぶり、日本は忘れられてどうにもならなくなる、自分たちの発信、輸出の力を付けなくてはと再び目覚めたのかも知れない。三月はパリにも久しぶりに、同時に日本がテーマの「あるゲイシャの物語」というアメリカ映画と、「太陽・天皇とゼネラル」というロシア映画が封切られるので、大きな広告が町中に貼り巡らされている。映画の影響は大きいので、外国映画ながら日本がテーマで、日本に人々の目を集めてくれることは、とても嬉しいことである。
 日本からの催しも、1月だったが「やまと」という全国展開の着物メーカーがルーブル美術館で、会社創立90周年記念キモノショウのソワレを開いたのに驚いた。何でもルーブル美術館が企画した美術展に作品運搬予算をメセナとして協力したので、一夜許可になったのだそうで、ルーブルと着物、館長直々の挨拶、珍しいことなので、皆が見に行った。

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赤木曠児郎氏 略歴
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