ミオリス通りの小学校
 

「近頃のニュース」

 日本より年間100日近くも勉強している日数が少なく、すぐバカンスで、これで大丈夫かなと思うくらいなのがフランスの学校であるが、休みで家族が田舎や地方に移動しようかなと思うと、今度は交通手段のストライキとなる。稼ぎ時には協力して皆でしっかり稼いで置かなければと考えるのは日本人だが、そんな時だから効果あり、ストライキのよいチャンスになるので、民間企業ならとっくに潰れてしまっている。赤字になれば、政府の方針が悪い、経営者の腕が悪いで、労働者は関係なくケロリとして人員整理しようとすると、またストライキ、デモと繰り返されるのである。
 労働者の権利は大切なものであり、それでも成り立っているフランス企業というのは、余程効率の高い優秀な企業が生き残っているのだと、逆にもう大変に感心させられる。古い人達が皆で庇い合い、誤魔化したり、ナーナーで隠し合っていては、一時良く見えていても無理が出て必ず淘汰されている。

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