メトロ・ミラボー駅の入口
 

「もう幾つ寝たらお正月・・・」

 中国人の旅行者もどんどん増えて、街には観光客の受入に中国語が目立ちます。中国文化が流行で、今はモードなのです。
 パリ市役所広報課から12月3日全マスコミにFAX通信が入りました。「中国人旅行者の夫婦が昨夜強盗にパリの高級官庁街で襲われて、夫人は抵抗して重傷。パリ市は警戒を強化し新県知事にも通告・・・。」いやびっくりしました。過去十年以上大勢の日本人が被害に遭いながら、こんな通知を受けたことはありません。靖国神社でも何でも抗議の多い国です。よほど強い中国流の抗議があったのでしょう。わたくしたちの外務省はハッキリ物を言えないで甘いのでしょうか、とても心配になりました。
 地下鉄の中に大きな韓国映画週間でパリのシネマテーク(映画文化会館)で一挙50本上映の広告、ユネスコ大ホールでは韓国民謡と踊りの大夜会の案内。バブルの頃は東洋の文化催しというとお金のある日本の独壇場だったのですが、十年前、二十年前の日本みたいな文化振興を次々と東洋の国々が始めています。韓国の自動車、電器メーカーの大きな電気看板も珍しくありません。

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